エンワールド・ジャパンの評判が悪い理由 | 転職相談して嫌な気分になった

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エンワールド・ジャパンに転職相談をしました。

「エンワールドジャパン しつこい」と検索してこの記事に来られる方が多いようです。

私の時はしつこくはありませんでした。

ただ、エンワールドの担当者は押し売り感が強く、私には合いませんでした。案件数もあまりなかったので、他の人に推奨はできません。しつこくはなかったです。

目次

1 エンワールドからはLinkedin経由で声がかかった

給料の高い会社に転職したい。

それならば外資系企業へ転職だ。

なぜならば、日系企業の給料は外資系より安いから。

外資系勤務の高給サラリーマンの知り合い複数名から、

「Linkedinをやるべきだ」

「外資系に興味があるのにLinkedinをやらない理由がわからない」

と言われました。

新面接の英語という以下の本でも、Linkedinは現在の外資系転職活動で必須になっているとの説明がありました。

↑英語面接の対策本の中ではこれが一番おすすめです。

そんな勧めを受け、「Linkedinを作るか」と思い立ち、ものすごく簡単なLinkedinのマイページを作りました。

作ったらすぐに複数の転職エージェントからメッセージが届きました。英語の方が多かったですが、日本語で届いたものもありました。

エンワールドからは英語で届きました。

2 エンワールド・ジャパンとの転職面談

エンワールドの担当者とやりとりをして、職場の近くのカフェで話すことになりました。

外国人の方とやりとりしましたが、面談には日本人の人も来ることになりました。

外国人の若手の方が人を見つけてきて、日本人の少し年上の人が面談担当という役割分担のようです。

(1) エンワールド担当者は最初は感じがよかった

「お忙しいところありがとうございます」

「なんでも注文してくださって大丈夫です」

などなど、最初はとても感じがよかったです。最初は。 

(2) こちらの希望を伝えると表情がこわばった

こちらから年収等の希望条件を伝えると、表情が硬くなり、感じのいいことを言ってこなくなりました。

その後、「私の手持ちの案件はこれです」と求人票を見せてきました。

どれも興味のない求人情報でした。

給料は安い。

しかも3件だけ。

この担当者に限らず、転職エージェントは、自分の手持ち案件に合わない希望を言う転職希望者にいい顔をしません。

説教めいたことを言ったり、「新しい経験を積んでステップアップできますよ」とか意味不明な転職ストーリーを作り出したりします。

転職エージェントは、目の前にいる転職希望者が自分の手持ち求人案件に応募して内定を取って入社してくれればいいと思っています。

そういう報酬の取り方をするビジネスだからです。 

転職エージェントがどういう立場を取っているのかは、強く認識、理解しておく必要があります。

(3) 「私は有能です。知ってます。」感を出してきた

エンワールドの担当者は、前職は営業をやっていたそうです。

若干強面の顔なのもあり、やや剛腕気味に売上を上げるのが好きなのかもしれません。

このエンワールドの担当者とのやりとりでこんなのがありました。

(その1)

エン:他の紹介会社とも相談してますか?

私 :はい。

エン:いい求人ありましたか。

私 :〇〇社の求人はけっこういいなと思いました。業務内容が合わないので応募はしませんでした。

エン:ああ、〇〇社ですね。あそこはもう締め切ってますね。そこは私経由で決めさせていただきました。

(その2)

私 :△△社に応募しなかったのは、同社の法務の体制です。

エン:ああ、あそこは◆◆部長ですね。

私が向こうの質問に答えると、私の話をちょくちょく遮って「私知ってます」を織り込んできました。これも「私有能です」アピールをする転職エージェントがよくする行動です。

これらの態度は、以下のような問題のあるコミュニケーションスタイルの合わせ技といえます。

  • 相手に満足に話しをさせない
  • 自分の話題にすり替える
  • 相手の発現を乗っ取る

このような話し方は、相手の方が自分より詳しい事柄を話しているにもかかわらず、その情報の縄張り(関与権限)を侵犯し、相手の自尊心を踏みにじる問題のあるコミュニケーションです。

転職の場面でも、ビジネスの場面でも、それ以外の避けるべき話し方です。

(岡本 真一郎『悪意の心理学 悪口、嘘、ヘイト・スピーチ (中公新書)』(2016年7月)) 

さらにこのエージェントは、私の話にカウンターパンチを浴びせて話題を乗っ取るだけでなく、積極的に攻撃も繰り出してきました。 

お前じゃ無理だ

みたいなことも言ってきました。

(その3)

私 :(他社の応募状況等を聞かれて)ほとんど応募していません。他社に紹介してもらったXXX社は、年収も高く非常によいと思ったのですが、業務に興味が持てず、応募しませんでした。

エン:この職務経歴書ではその業界は無理ですね。

もう応募しないって言ってるのだから、そんなこと大きなお世話ですよ。

このやりとりで出てきた高年収案件はロバート・ウォルターズに紹介してもらった案件でした。

ちなみに同社の担当者からは「経歴を見て厳選してお声がけしました」旨の説明を受けているので、エンとは真逆のことを言ってます。

ロバート・ウォルターズはいい案件を持っています。

ここはいいかげんなところもあるのですが、どんな求人かもよく見ずに「あんたの職務経歴書じゃ無理だ」とすぐに言い放つエンワールドのようなひどい対応をしてくる人はいません。

ここで教訓。

  • 嫌な転職エージェントには頼まなくていい
  • 応募したくない求人には「ノー」 

エンワールドから提示のあった求人情報は全て断り、エンワールドに依頼もしなかったですが、その後エンワールドの求人情報にはなかった高年収帯の求人情報は他の転職エージェントから得られました。

ロバート・ウォルターズもその一つです。

また、実際に応募して書類も通って面接にも行けましたし、一次面接を突破したり、内定をもらえたものもありました。

エンワールドの言うことを私は真に受けませんでした。

「私の市場価値はそんなものですか。。仕方ないですね」と聞かなくて大正解だったわけです。

ちなみに、転職をするにあたっては、転職エージェントの上から目線の抽象的な「市場価値論」を気にしない方がいいです。

3 エンワールド面談総括

担当者の感じが悪かった。

そして、肝心の求人案件。他で聞いたことのない案件は1つはあったが、微妙。

それ以外に紹介された案件は他のエージェントでも紹介されたものだった。数も少ない。

高年収の外資系企業狙いの転職エージェントなら ロバート・ウォルターズの方がおすすめです。優良案件を他より多く紹介してくれました。 

エン・ワールドは、独自案件もあまり紹介してくれないし、担当者の態度もよくなかった、ということで残念でした。

ウォール・ストリート・アソシエイツを吸収したところなので、よい外資系案件を持ってるかと期待したのですが、残念でした。

4 エン・ワールドとロバート・ウォルターズの外資転職エージェント比較エピソード

ロバート・ウォルターズの方が高年収案件を提示してくれそう、と思える小話を紹介します。

私の現年収を伝えた後の両社の反応の違いです。

ロバート・ウォルターズ:「あなたがもらっている給料は安い部類に入ります」

エン・ワールド:「あなたの勤めている企業はそんなに高い給料出るんですか?」(思ったより高いですね、という意味)

たぶん、エン・ワールドの方が安い給与案件が多いのだと思います。

ではもう1つ。

私が転職先でもらいたい希望年収を伝えた時の反応の違い。

ロバート・ウォルターズ:「わかりました。(私がけっこう高いですが大丈夫ですか?と聞くと)大丈夫です。現時点の給料は本来あるべき市場価値よりかなり安い金額です。高い年収が出た方が我々にも有利ですので、相手との交渉で破断になる危険を負わない程度に交渉します。」

エン・ワールド:「(やや表情が険しくなって)けっこうな増額を望まれているのですが、何か理由があるんですか?一般には転職時の増額は現職の1.1倍程度と言われています。」

もう全然対応が違います。

ロバート・ウォルターズの担当の方は、ある高給外資系企業に「市場価値からして現年収が安く抑えられている候補者がいるけれども、それでも御社基準の高い給料を出すか?」と質問してくれました。

エン・ワールドは、無理せずほどほどの給料のところだけ応募しろ、って感じでした。

5 合わない転職エージェントを無理に使わなくていい

あえて自分に合わない紹介案件数の少ないエージェントに依頼しようとは思いません。自分が依頼しようと思わないエージェントは他の人にも勧められません。

たまたま私の話した担当者が悪かっただけの可能性は十分にありますが、案件数はどうしようもありません。

エンワールドに登録しようか考えてみたが上記記事でちょっとためらった人は、似たようなエージェントであれば以下3つをおすすめします。

エンワールドに期待していた人には②のロバート・ウォルターズがいいです。

① 大手だがリクルートやdodaとはちょっと違うJACリクルートメント (外資に強いと言いつつ国内系も多い) 

「外資系企業や給料の高い企業に興味があるが、外国人リクルーターと話すのはちょっと…」という人にはJACリクルートメントはいい転職エージェントです。担当者は基本日本人です。

② 外資狙いは上述の ロバート・ウォルターズ

高年収系が多いです。

③ 外資系の大手エージェントで年収1000万円以上の転職ならランスタッド 

ロバート・ウォルターズに似た感じ。

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▼おすすめ転職エージェントまとめ 

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