エグゼクティブサーチとは?5大ファームとヘッドハンターから声がかかる方法

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転職エージェントの業界にも、最高峰といえる会社があります。

それが、エグゼクティブサーチファームです。

エグゼクティブサーチは、主に経営幹部、役員、管理職、専門職などのハイクラス人材を探す人材紹介サービスです。

いわゆる「ヘッドハンター」と聞いて、多くの人がイメージするのはこの世界です。

ただし、普通の会社員がエグゼクティブサーチファームだけを待っていても、転職活動は進みません。

エグゼクティブサーチは、企業から依頼を受けて候補者を探す色が強いからです。

つまり、登録すれば求人を大量に紹介してくれるサービスではありません。

現実的には、ビズリーチでヘッドハンターからのスカウトを待ちつつ、JACリクルートメントのような外資・管理職・専門職に強い転職エージェントも併用するのが効率的です。

まず、自分がどのタイプか確認してください。

状況 最初に見る先 理由
ヘッドハンターやエグゼクティブサーチから声がかかるか見たい ビズリーチ 企業やヘッドハンターからのスカウト反応を見られる
外資・管理職・専門職求人を具体的に相談したい JACリクルートメント 30代以降の経験者、外資、専門職、管理職求人と相性がよい
エグゼクティブサーチの仕組みを知りたい 本文で解説 通常の転職エージェントとの違いが分かる
5大ファーム・有名ファームを知りたい 5大・8社を見る 有名なエグゼクティブサーチファームを把握できる

ヘッドハンターから声がかかるか確認したい人は、まずビズリーチに職務経歴書を登録して、スカウトの反応を見てください。

外資・管理職・専門職の求人を具体的に相談したい人は、JACリクルートメントも確認してください。

目次

1 エグゼクティブサーチファームの5大・8社

エグゼクティブサーチファームには、多くの会社があります。

その中でも、世界的に有名な大手ファームとして名前が挙がる会社があります。

(1) エグゼクティブサーチの5大ファーム

エグゼクティブサーチファームのうち、5大ファームとして知られるのが以下の5社です。

エグゼクティブサーチ5大ファームの一覧
日経産業新聞2022年6月16日「ヘッドハンター(上)ヘッドハンターの流儀 泥臭く、企業と人つなぐ」より
ファーム名 特徴
スペンサー・スチュアート 世界的なエグゼクティブサーチ大手
ハイドリック&ストラグルズ CEO・役員・上級管理職のサーチで知られる
エゴンゼンダー 経営人材・リーダーシップ領域に強い
ラッセル・レイノルズ 経営幹部・取締役会関連のサーチに強い
コーンフェリー 組織・人材コンサルティングも大きい

IBMを再建した経営者ルイス・ガースナーの自伝『巨象も踊る』にも、IBMの次期社長選びでヘッドハンターが関与した話が出てきます。

そこでは、スペンサー・スチュアートやハイドリック&ストラグルズの名前が挙がっています。

エグゼクティブサーチの世界では、会社名だけでなく、担当する個人の実績や人脈も重要です。

著:ルイス V.ガースナー Jr., 翻訳:山岡 洋一, 翻訳:高遠 裕子
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(2) エグゼクティブサーチファーム8社

MBAホルダーや高級ビジネス人材がハイポジションを狙うとき、エグゼクティブサーチファームから声がかかるかどうかは一つの目安になります。

よく名前が挙がる8社は以下です。

社名 公式サイト 見方
コーンフェリー 公式サイト 世界的大手。サーチだけでなく人材・組織コンサルも広い
エゴンゼンダー 公式サイト 経営人材・CEO後継・リーダーシップ領域に強い
縄文アソシエイツ 公式サイト 日本のエグゼクティブサーチ会社
スタントンチェイス 公式サイト グローバル展開するエグゼクティブサーチ会社
スペンサー・スチュアート 公式サイト 世界的な大手エグゼクティブサーチ会社
ハイドリック&ストラグルズ 公式サイト 上級管理職・経営幹部サーチで有名
ラッセル・レイノルズ 公式サイト 経営層・取締役会関連のサーチに強い
トランサーチ 公式サイト グローバルネットワークを持つサーチファーム

ただし、これらの会社は、一般的な転職エージェントのように「登録すれば求人をたくさん紹介してくれる」存在ではありません。

企業側から依頼を受けて、条件に合う人材を探す色が強いです。

転職エージェントは紹介ビジネスです。

多くの転職エージェントは、求人を出している会社に応募者を紹介し、その人が入社したら企業から報酬を受け取ります。

一方、エグゼクティブサーチファームは、企業から「こういう経営人材・幹部候補・専門人材が欲しい」と依頼を受け、その条件に合う候補者を探します。

違いを整理すると、以下です。

項目 通常の転職エージェント エグゼクティブサーチ
主な対象 若手、中堅、管理職など幅広い 経営幹部、役員、管理職、専門職、重要ポジション
求人の出方 求人票として出ている案件が多い 非公開・水面下のサーチ案件が多い
候補者への接触 登録者に求人を紹介する 条件に合う人へ直接接触する
報酬体系 入社決定後の成功報酬型が多い リテイナーフィー型が多い
求職者側の使い方 登録して求人紹介を受ける 声がかかる状態を作る、直接登録する、紹介を待つ

エグゼクティブサーチは、求職者が求人を取りにいくサービスというより、企業側の採用課題から動くサービスです。

だからこそ、声がかかれば強い一方で、待っているだけでは何も起きないことも多いです。

3 リテイナーヘッドハンターとは

エグゼクティブサーチを理解するうえで重要なのが、リテイナーフィーです。

リテイナーフィーとは、企業がサーチファームに対して支払う着手金や顧問料のような報酬です。

通常の転職エージェントは、候補者が入社して初めて成功報酬を得る形が多いです。

一方、リテイナー型のヘッドハンターは、企業から依頼を受けた段階で報酬を得ながら、候補者を探します。

そのため、求職者を無理にどこかへ押し込むというより、企業の要件に合う人を厳選して探す色が強くなります。

種類 報酬の考え方 候補者から見た特徴
成功報酬型エージェント 入社が決まると企業から報酬を受け取る 求人紹介が多い。応募を促されやすいこともある
リテイナー型ヘッドハンター 企業から依頼を受けて候補者を探す 案件数は少ないが、条件が合えば重要ポジションにつながる

リテイナーヘッドハンターから声がかかる場合、企業側の要件にかなり近いと見られている可能性があります。

ただし、声がかかったからといって内定が決まるわけではありません。

ポジション、企業側の事情、他候補者、タイミングによって結果は変わります。

4 エグゼクティブサーチファームは幹部採用に強い

エグゼクティブサーチファームが強いのは、経営幹部や重要ポジションの採用です。

特に5大ファームは、執行役員以上の経営幹部、CEO候補、CxO、事業責任者などのサーチで名前が出やすいです。

日経産業新聞の記事でも、首脳級の移籍の裏側にエグゼクティブサーチファームの関与があった例が紹介されています。

エグゼクティブサーチファームが関与した経営人材の例
日経産業新聞2022年6月16日「ヘッドハンター(上)ヘッドハンターの流儀 泥臭く、企業と人つなぐ」より

人材ビジネス市場全体で見ても、エグゼクティブサーチは一定の領域を持っています。

人材マッチング市場におけるエグゼクティブサーチの位置づけ
株式会社リクルートホールディングス2022年3月期決算説明資料

ただし、この記事を読んでいる全員が、いきなり5大ファームから役員案件の声をかけられるわけではありません。

現実的には、まずビズリーチやJACで市場からの反応を見ながら、外資・管理職・専門職・ハイクラス求人に届くかを確認する方が早いです。

5 エグゼクティブサーチファームの手持ち案件は少ない

リテイナーヘッドハンターは、企業との強いパイプを持ち、ハイポジション案件を扱います。

しかし、豊富に求人情報を持っていて、登録者に次々と紹介してくれるわけではありません。

ここは重要です。

エグゼクティブサーチは、特定のポジションに対して候補者を探す仕事です。

そのため、あなたの経験と企業側の要件が合わなければ、何も起きません。

エグゼクティブサーチだけを待つのは危険です。

転職活動としては、次のように分けて考えるべきです。

目的 使うもの 理由
ヘッドハンターから声がかかるか見たい ビズリーチ スカウト型なので、外部からの反応を確認しやすい
外資・ハイクラス求人を相談したい JACリクルートメント 経験者向け求人を担当者に相談できる
幅広い求人を見たい 転職エージェント比較記事 求人の母数を広げられる
エグゼクティブサーチの体験談を見たい 体験談リンク 実際にどう声がかかるかを理解しやすい

ヘッドハンターからのスカウトを待ちながら、同時にJACなどで具体的な求人も見ておく。

この方が、転職機会を逃しにくいです。

6 エグゼクティブサーチファームに会うには

どうしたらエグゼクティブサーチファームから声をかけてもらえるのでしょうか。

現実的な方法は、主に3つです。

(1) LinkedInに職務経歴を出す

LinkedInは、外資系企業、グローバル人材、MBAホルダー、経営人材、専門職と相性があります。

エグゼクティブサーチの担当者も、候補者探しでLinkedInを見ることがあります。

ただし、登録しただけで声がかかるわけではありません。

職務経歴、実績、英語表記、専門領域、役職、担当プロジェクトなどを整える必要があります。

外資、経営企画、金融、コンサル、製薬、法務、M&A、管理職経験がある人は、LinkedInを整えておく価値があります。

(2) ビズリーチに登録してスカウトを待つ

ビズリーチ

日本国内で現実的に使いやすいのは、ビズリーチです。

ビズリーチは、企業やヘッドハンターからスカウトを受けられる転職サイトです。

エグゼクティブサーチファームやハイクラス系ヘッドハンターから声がかかる可能性もあります。

私自身も、8大ファームのうち、ハイドリック&ストラグルズとトランサーチからビズリーチ経由で声がかかりました。

もちろん、登録すれば必ず5大ファームから声がかかるわけではありません。

ただ、職務経歴書を置いておくことで、ヘッドハンター側から見つけてもらえる可能性は出ます。

ビズリーチは転職エージェントではありません。

職務経歴書を登録し、企業やヘッドハンターからのスカウトを確認するサービスです。

まずは無料で登録し、スカウトの反応を見る使い方が現実的です。

ビズリーチの画面イメージ

ビズリーチのポイント

  • 無料で登録できる
  • 企業やヘッドハンターからスカウトが届く
  • エグゼクティブサーチ系のヘッドハンターから声がかかる可能性がある
  • 今すぐ転職しなくても市場価値確認に使える
  • 高年収・管理職・専門職求人に出会える可能性がある

エグゼクティブサーチから声がかかるか確認したい人は、ビズリーチでスカウトの反応を見てください。

ビズリーチの仕組みを知りたい人は、以下の記事も確認してください。

関連:ビズリーチのビジネスモデルとスカウトの仕組みを見る

ビズリーチの使い方は、以下の記事で詳しく整理しています。

関連:ビズリーチで市場価値を確認する方法

(3) JACリクルートメントで外資・ハイクラス求人を相談する

エグゼクティブサーチを待つだけでは、転職活動は進みません。

外資、管理職、専門職、ハイクラス求人を具体的に見たいなら、JACリクルートメントも使うべきです。

JACは、外資・グローバル企業・専門職・管理職・30代以降の経験者と相性があります。

エグゼクティブサーチからの声を待ちながら、JACで現実的な求人を確認するのは合理的です。

外資・管理職・専門職求人を見たい人は、JACで相談してみてください。

JACに相談した体験談は以下で確認できます。

関連:JACリクルートメントに相談した体験談を見る

(4) 各ウェブサイトに直接登録する

エグゼクティブサーチファームの中には、公式サイトから経歴を登録できる会社もあります。

ただし、普通の転職エージェントのように「求職者の方はこちら」と分かりやすく出しているとは限りません。

グローバルの英語サイトに飛んで、英文レジュメを登録する形になることもあります。

すでに経営幹部候補、外資系管理職、専門職、MBAホルダー、金融・コンサル・製薬・M&Aなどの経験があるなら、直接登録も選択肢になります。

ただし、一般的な転職活動としては、ビズリーチやJACと併用した方が効率的です。

7 エグゼクティブサーチ5大ファームとの面談体験談

エグゼクティブサーチがどんな雰囲気なのか知りたい人は、体験談を見る方が早いです。

このサイトでは、エゴンゼンダー、ハイドリック&ストラグルズ、オジャーズベルンソンなどの相談・面談体験談を書いています。

記事 内容
エゴンゼンダーの評判・面談体験談 5大ファームのひとつと面談した体験談
ハイドリック&ストラグルズとの転職相談体験談 世界的エグゼクティブサーチ会社との相談内容
オジャーズベルンソンの評判・転職相談体験談 エグゼクティブサーチ系ファームの相談体験
ビズリーチを使ったらエグゼクティブサーチから声がかかった ビズリーチ経由でエグゼクティブサーチから連絡が来た話

また、ハイドリック&ストラグルズとトランサーチは、私自身もビズリーチで声がかかりました。

ビズリーチに登録しても、すぐにエグゼクティブサーチから声がかかるとは限りません。

それでも、職務経歴書を置いておくことで、ヘッドハンターに見つけてもらえる可能性は作れます。

エグゼクティブサーチに興味がある人は、ビズリーチで無料登録し、スカウトの反応を見てください。

ビズリーチの画面イメージ

ビズリーチのポイント

  • 無料で登録できる
  • 企業やヘッドハンターからスカウトが届く
  • エグゼクティブサーチ系のヘッドハンターから声がかかる可能性がある
  • 高年収・管理職・専門職求人を見つけやすい

ヘッドハンターから声がかかるか確認したい人は、ビズリーチでスカウトを見てください。

8 エグゼクティブサーチに向いている人・向いていない人

(1) 向いている人

  • 管理職、部長職、役員候補、CxO候補の経験がある人
  • 外資系企業やグローバル企業で実績がある人
  • 金融、コンサル、製薬、M&A、法務、経営企画など専門性がある人
  • 英語や海外とのやり取りに抵抗がない人
  • 職務経歴書で成果や実績を具体的に説明できる人
  • 今すぐ転職しなくても、良い話があれば聞きたい人

こういう人は、エグゼクティブサーチやヘッドハンターと相性があります。

ただし、待っているだけでは機会は増えません。

ビズリーチやLinkedInに職務経歴を整えておくことが重要です。

(2) 向いていない人

  • 未経験転職を広く探したい人
  • 第二新卒・若手ポテンシャル求人を探したい人
  • 大量の求人紹介を期待している人
  • 年収より働きやすさ重視で幅広く探したい人
  • 職務経歴書に書ける成果や専門性がまだ少ない人

こういう人は、エグゼクティブサーチだけを狙うより、通常の転職エージェントや転職サイトを使った方がよいです。

求人の母数を広げたい人は、以下の記事を確認してください。

関連:転職エージェントおすすめ一覧を確認する

9 よくある質問

(1) エグゼクティブサーチと転職エージェントは違いますか?

違います。

通常の転職エージェントは、登録者に求人を紹介し、応募や選考を支援します。

エグゼクティブサーチは、企業から重要ポジションの人材探索を依頼され、条件に合う候補者を探す色が強いです。

(2) リテイナーヘッドハンターとは何ですか?

企業からリテイナーフィーを受け取り、特定の重要ポジションに合う候補者を探すヘッドハンターです。

成功報酬型エージェントよりも、企業側の採用課題に深く入り込むことが多いです。

(3) エグゼクティブサーチから声がかかるにはどうすればよいですか?

LinkedInやビズリーチに職務経歴を整えて登録し、見つけてもらえる状態を作ることです。

特にビズリーチは、ヘッドハンターや企業からのスカウトを確認できるので、日本国内では使いやすいです。

(4) ビズリーチに登録すれば5大ファームから声がかかりますか?

必ず声がかかるわけではありません。

ただし、職務経歴書を登録しておけば、ヘッドハンターや企業から見つけてもらえる可能性は出ます。

ビズリーチは、エグゼクティブサーチからの声を待つ場所としても使えます。

(5) JACリクルートメントとエグゼクティブサーチはどちらを使うべきですか?

役割が違うので、併用でよいです。

エグゼクティブサーチは、声がかかれば重要ポジションにつながる可能性がありますが、案件数は多くありません。

JACは、外資・専門職・管理職・ハイクラス求人を具体的に相談しやすい転職エージェントです。

待ちのビズリーチ、相談のJAC、という使い分けが現実的です。

10 まとめ:エグゼクティブサーチを待つだけではなく、見つけられる状態を作る

エグゼクティブサーチは、経営幹部、役員、管理職、専門職などの重要ポジションを探す採用支援サービスです。

5大ファームや有名ファームは、普通の転職エージェントとは違い、企業側から依頼を受けて候補者を探す色が強いです。

そのため、登録すれば求人を大量に紹介してもらえるものではありません。

エグゼクティブサーチから声がかかるには、LinkedInやビズリーチで見つけてもらえる状態を作る必要があります。

特にビズリーチは、ヘッドハンターや企業からのスカウトを確認しやすいので、まず使う価値があります。

ヘッドハンターから声がかかるか確認したい人は、ビズリーチでスカウトの反応を見てください。

外資・管理職・専門職求人を具体的に相談したい人は、JACリクルートメントも確認してください。

30代でハイクラス転職エージェントを比較したい人は、以下の記事も確認してください。

関連:30代におすすめの転職エージェントを比較する

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