エグゼクティブサーチ | 5大ファームとは

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転職エージェントの業界にも最高峰の会社があります。

それがエグゼクティブサーチです。主に高級人材の採用を手掛ける人材紹介業者です。

会社の社長とか幹部クラスです。

「ヘッドハンター」というならこの人達、という会社です。

目次

1 エグゼクティブサーチファーム 5大・8社

自称エグゼクティブファームは無数にあります。

どこが本当に信頼のおけるところかはわかりません。

そんな中で業界内で一定の地位を確立している会社がいくつかあります。

(1) エグゼクティブサーチの5大ファーム

エグゼクティブサーチファームのうち「5大」とされるのが、以下5社です。

日経産業新聞2022年6月16日「ヘッドハンター(上)ヘッドハンターの流儀 泥臭く、企業と人つなぐ」より

マッキンゼーのパートナーから、アメリカン・エキスプレス、RJRナビスコの社長を経て、苦境のIBMを再建したと知られる伝説の経営者ルイス・ガースナーの自伝には、上記のうち2社が少し言及されています。

ガースナーがIBM社長になる前、IBMでは社長が辞任し、次の社長選びが始まりました。その段階でヘッドハンターが登場するのです。

(IBMは)ヘッド・ハンティング会社2社と契約を結び、ヘッド・ハンターとしてとくに力のあるスペンサー・スチュアート・マネジメント・コンサルタンツのトム・ネフとハイドリック&ストラグルズ・インターナショナルのゲリー・ロシュの2人の力を借りてもいる。

(ルイス・V・ガースナー・Jr『巨象も踊る』(日本経済新聞社、2002年))
著:ルイス V.ガースナー Jr., 翻訳:山岡 洋一, 翻訳:高遠 裕子
¥2,500 (2023/05/09 19:59時点 | Amazon調べ)

5大エグゼクティブサーチファームのうちの2社が出てきています。

スペンサー・スチュアートとハイドリック&ストラグルズ。

どちらも会社名だけでなく個人名があげられています。

エグゼクティブサーチの会社ウェブサイトを見るとエージェントごとの顔写真とプロフィールがあり、コンサルや弁護士のように紹介されています。

(2) エグゼクティブサーチファーム8社

MBA持ち等の高級ビジネス人材がハイポジションを狙うについて、エグゼクティブサーチのことをこう評する転職エージェントがいたそうです。

「エグゼクティブサーチ8社から声が掛かれば、ハイポジションへのエントランスにようやくたどり着いたことになる」

そのエージェントがあげた8社。

2 エグゼクティブサーチファームとは

転職エージェントは、紹介ビジネスです。

多くの転職エージェントは、成功報酬型であり、求人を出している会社に応募者を紹介し、その人が入社したら対価を受け取ります。

リクルートやパーソルは、ヘッドハンティング部門を設けていますが、転職エージェントの延長です。 

これに対して異なる報酬体系を持つ人材紹介会社もあります。

(1) エグゼクティブサーチファームはリテイナーフィーが基本

クライアントである会社から定期的に顧問料のような形でリテイナーフィーを受け取る報酬のもらい方があります。

エグゼクティブサーチファームはこのような報酬の受け取り方をしています。

リテイナーヘッドハンターです。

そのため、リテイナーヘッドハンターは、「この応募者をなんとかあの会社に入社させよう」という考えは持ちません。

会社の信頼を維持するのが大切になるのです。

(2) エグゼクティブサーチファームの採用決定への大きな影響力

エグゼクティブサーチファームは、人材を厳選して会社に勧めます。

会社から「こんな人材が欲しい」と要請を受け、そうした人材を探して会社にすすめるのです。

多くの人が思い浮かべるヘッドハンターです。

会社トップから人事を通さずにリテイナーヘッドハンターへの依頼があるらしく、リテイナーヘッドハンターから認められれば、それで当該会社への入社はほぼ決まる。

それくらい影響力があることがあるそうです。

会社の人事部は信頼できないから外部に依頼するということでしょう。

(3) エグゼクティブサーチファームは幹部の採用が強い

中でも5大ファームが得意とするのは、CEO等の幹部クラスです。

五大ファームが焦点を絞るのは基本的に執行役員以上の経営幹部。耳目を集めた首脳級の移籍の裏側には、ファームの働きがあった案件が多い。例えば、2021年に三菱ケミカルHD初の外国人社長に就いたギルソン氏の招請も五大ファームの1社が関わった。

日経産業新聞2022年6月16日「ヘッドハンター(上)ヘッドハンターの流儀 泥臭く、企業と人つなぐ」より

私が聞いたところでは、ファーストリテイリングや日本電産は依頼しているようです。

日経産業新聞の記事によると、確かに日本電産社長就任に関与していた。

日経産業新聞2022年6月16日「ヘッドハンター(上)ヘッドハンターの流儀 泥臭く、企業と人つなぐ」より

リクルートによると、人材ビジネス業界でエグゼクティブサーチは一定の割合を占めています。

株式会社リクルートホールディングス2022年3月期決算説明資料

3 エグゼクティブサーチファームの手持ち案件は少ない

リテイナーヘッドハンターは、企業との強いパイプを持ち、ハイポジション案件を持っているのですが、豊富に求人情報を持っているわけではありません。

転職するならエグゼクティブサーチだけに頼るのではなく通常の転職エージェントも活用して多くの情報を集めるべきです。

いろいろな求人案件に出会えます。

4 エグゼクティブサーチファームに会うには

どうしたらエリートビジネスマンとしてヘッドハンティングの声をエグゼクティブサーチファームにかけてもらえるのでしょうか。

①Linkedin

MBAホルダーの人はリンクトインから声がかかると言ってました。

興味がある人はLinkedinを開設して自分を磨きつつ気長に待ちましょう。

②ビズリーチ

ビズリーチ

以下のビズリーチの説明についてはプロモーションとなる内容を含みます。

8大ファームのうち、私は2社からビズリーチで声がかかりました。

ハイドリック&ストラグルズとトランサーチです。

トランサーチについては提示されたポジションには興味がなかったので断りました。

知り合いからは「ポジションに興味がなくても会った方がいいよ」とは言われました。

エグゼクティブ・サーチから声をかけてもらいたい人はビズリーチに登録して声をかけてくれるのを待ちましょう。

ほとんど声はかけてくれないのが難点ではあります。

ちなみに、ビズリーチ自体は転職エージェントではありません。

ビズリーチの使い方としては、まずは無料で登録してみて、その気になったらお金を支払って有料会員になる、というのが王道です。 

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ビズリーチのポイント

  • 登録は無料
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③各ウェブサイトに直接登録

各社はお高くとまっているので、「求職者の方の登録はこちら!」のようにあまり転職希望者ウェルカムな雰囲気のあるウェブサイトはどの会社も持っていません。

しかし、わかりにくいのですが、各社は意外にも登録できるようになっています。

グローバルの英語サイトに飛んでそちらから英文レジュメを登録する、というややハードルの高い登録です。

5 エグゼクティブサーチ5大ファームであるエゴンゼンダーとハイドリック&ストラグルズに面接に行ってきた

私はとりあえず出せるところは出してみたところ、エゴンゼンダーから声がかかりました。

また、ハイドリック&ストラグルズとトランサーチはビズリーチで声がかかりました。

ビズリーチではトランサーチからも声がかかりましたので、上述した8社のうち2社はコンタクトを確認できています。

エグゼクティブサーチに興味がある人はビズリーチに登録して首を長くして待ちましょう。

ビズリーチに登録しても無料で声がかかるのを待てばいいだけですし、いずれとんでもない会社やエグゼクティブサーチファームから声がかかるかもしれませんよ。

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ビズリーチのポイント

  • 登録は無料
  • エグゼクティブサーチ含めたくさんの転職エージェントから声がかかって効率的
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