製薬会社は年収が高い。
外資系製薬会社は特に年収が高い。
そして、バイオ医薬品を手掛ける外資系製薬会社は超年収が高い。
バイオファーマの年収は激しく高いぞ!とはとある転職エージェントから聞いて知りました。
しかし、「バイオ製薬会社ってどんなところがあるのか??」と疑問に思いました。
そんな疑問に答えるための外資系バイオ製薬会社を紹介する記事です。
超高年収会社員になるために転職したいと思っている人は、企業名を知っておくべきです。
1 外資系バイオ製薬会社を頭に入れておくべき理由
なぜバイオ製薬会社の名前を知っておいた方がいいのか?
事前に知っておくことが転職で有利になるからです。
超高年収のバイオファーマの会社の数は少ないです。
そのため、あまり求人情報はやってきません。
求人情報を見るとしたらたまにです。
そのたまにやってくる掘り出し物のバイオファーマの求人情報を見た時に、
「こ、この企業は・・!もしや超高年収の外資系バイオファーマでは・・!?」と目をとめることができるか、
「何この企業。名前聞いたことないんだけど。外資の製薬?従業員少ないし、怪しくない・・?」となるか、
事前に名前を知っているかで大きく違います。
ファイザーやノバルティスとかは多くの人が知っていて、聞けばわかるか、少し調べればなんとなくわかります。
しかし、メガファーマでなければ外資系製薬企業はほとんどの人にはなじみがありません。
バイオ製薬を製造販売しているかどうかなんてもっとわかりませんし、当然知らない会社の給料がすごく高いかどうかもわかりません。
自分が超優良企業の求人情報を見過ごさないため、ライバルの求職者が知らないような会社を抜け目なく知っておくことは、転職市場における競合優位性を持つために重要なことです。
2 注目の外資系バイオ製薬会社厳選6社
あまり知られていない外資バイオファーマ6社を紹介します。
ティッカーシンボル | 概要 | 時価総額(百万ドル) | 直近売上高(百万ドル) | 直近利益(百万ドル) | 従業員数 | |
---|---|---|---|---|---|---|
ビオンテック (BioNTech) | BNTX | ドイツに本拠を置く臨床段階のバイオテクノロジー企業。mRNAを用いた新型コロナワクチンを開発した。 | 44,178.45 | 20,164.60 | 10,936.79 | 3,082 |
バイオジェン(Biogen) | BIIB | 神経疾患、免疫疾患を対象とする治療法の発見・開発・製造・提供に重点を置くバイオ医薬品会社。 | 40,815.76 | 10,981.70 | 1,556.10 | 9,610 |
モデルナ(Moderna) | MRNA | メッセンジャーリボ核酸(mRNA)に基づく革新的な医薬品の作成に焦点を当てるバイオテクノロジー企業。 | 79,621.40 | 18,471.00 | 12,202.00 | 2,700 |
リジェネロン・ファーマシューティカルズ(Regeneron Pharmaceuticals) | REGN | 眼病、心臓疾患、がん、炎症性疾患の治療薬の創薬、開発、製造、販売を手掛ける製薬会社。 | 79,636.72 | 16,071.70 | 8,075.30 | 10,368 |
バーテックス・ファーマシューティカルズ (Vertex Pharmaceuticals) | VRTX | 希少疾病である嚢胞性線維症(CF)の治療薬開発に注力するバイオテクノロジー企業。 | 79,163.64 | 7,574.40 | 2,342.10 | 3,900 |
ギリアド・サイエンシズ (Gilead Sciences) | GILD | B型・C型肝炎やHIVなど抗ウィルス約の分野に定評がある大手バイオ医薬品会社。 | 108,592.40 | 27,305.00 | 6,225.00 | 14,400 |
(1) ビオンテック(BioNTech。バイオンテック、バイオエヌテックなどとも呼ばれる)

ビオンテックは、ドイツのバイオテクノロジー企業です。アメリカのナスダック上場企業です。
外資系ですが、アメリカではなくドイツ企業というのがいいですね。

このビオンテックは、ほとんどの人に関係があるものを開発しています。
ファイザーの新型コロナワクチンです。
「ファイザー」のワクチンとして知られる「コミナティ(Comirnaty)筋注」を開発したのは実はビオンテックです。
ファイザーは、開発と臨床試験の支援と供給を行っています。ファイザークラスの大企業じゃないとたくさん製造して全世界に行き渡らせるのが難しいということですね。
ビオンテックは、新型コロナワクチンで有名になったmRNA(メッセンジャーリボ核酸)を用いたワクチンを従来の手法が通常3年程度かかるところ1年未満で実用化までこぎつけたすごい企業です。
感染症のワクチンだけでなく、がん治療薬の複数のパイプラインを持っています。
バイオエヌテックの財務状況を見てみましょう。
楽天証券で証券口座を持つとウェブサイトで以下のようなサマリーが見れます。

自己資本(株主資本)比率が75.13%と厚みがあります。アメリカ企業は自己資本比率が薄めなところが多いですが、ドイツ企業だから違いがあるのかもしれません。
直近2021年12月期の売上高が、前年が4億8200万ユーロから超絶ジャンプアップで189億ユーロ!!?
2兆円超ですか。
そして、営業利益も152億ユーロ。どんな利益率なんだ。ほとんど利益じゃないか。
従業員は約3000人しかいない。従業員1人当たりの営業利益は約500万ユーロ。今現在の1ユーロは144円。
つまり、従業員1人当たりの営業利益は7億3000万円!すごい。すごすぎる。儲け過ぎだ。
どれだけすごいか?
日本人みんな大好き(大嫌いかもしれない)三菱商事と比較してみましょう。
ビオンテック(2021.12) | 三菱商事(2022.3) | |
---|---|---|
売上高 | 2兆6567億円 | 17兆2648億円 |
税引前利益 | 2兆1064億円 | 1兆2931億円 |
従業員数 | 3,082人 | 80,728人 |
従業員1人当たり利益 | 6億8,346万円 | 1,602万円 |
従業員平均給与 | ??? | 1,558万円 |
三菱商事の売上、利益の規模すごいな。
しかし、バイオエヌテックの1人当たり利益が異常すぎて言葉も出ません。6億8346万円だと。
桁間違ってないよね。。
三菱商事の42倍?
平均給料1億円払っても全然大丈夫じゃないか。
ちなみにモデルナの方がさらに利益が大きく、従業員が少ないので、もっと高い給料を払う余力があります。
ビオンテックは、儲かっているだけでなく、従業員構成には多様性があって人間味のある会社のようです。
新型コロナワクチンの設計を自ら行ったウグル・シャヒンCEOと技術責任者のオズレム・トゥレシ博士の夫妻は、「共にトルコ移民2世で、苦学しながら科学者の道を歩んだ実直な人柄」なんだとか。
バイオンテックの研究開発チームの従業員の国籍は60か国以上で、半数が女性です。
バイオ製薬は当たり外れが大きく、売上が高騰したと思えば急落することもあります。
すべては売れる薬を作れるかにかかっています。
その点、ビオンテックはすごい。
短期間で新型コロナワクチンを開発した技術力は世界に証明済みです。
強力な開発体制を持っているのです。
ノーベル賞候補とささやかれるカタリン・カリコ博士が13年から上級副社長を務めており、mRNA技術のドリームチームといってよい陣容だ。
週刊エコノミスト2022.11.8
そんな高い技術力を見込まれてか、バイオンテックは、ロシュ、イーライ・リリー、ファイザー、サノフィ、ジェンマブなど大手製薬会社と提携しています。
高い技術力のビオンテックの力が、高い供給能力を持つ大手製薬会社によって引き立てられるわけです。
mRNAを用いた医薬開発技術はがん抑制などワクチン以外のさまざまな分野に応用が可能とされ、mRNAの中核技術とファイザーをパートナーに持つビオンテックは今後も本命視できる。
週刊エコノミスト2022.11.8
バイオエヌテックは将来も期待できる。
これ書いてるだけで転職したくなってくる企業です。
残念ながら日本にはバイオンテックの拠点はありません。
しかし、いつかビオンテックも日本に拠点を開設するかもしれません。
その場合、ビオンテックは水面下で転職エージェントを使って採用活動をするに違いありません。
その採用活動の際に、あなたにも転職エージェントから声がかかるかもしれません。
その時に「なんと!あのビオンテックだ!」と思えれば、バイオンテック入社を巡る競争でライバルに差を付けられます。ほとんどの人はバイオンテックを知らないからです。
超儲かっている世界的企業が、給料の安い日本で採用活動をする。
日本の安い給料相場をわからずに、ワールドクラスの給料を提示されるかもしれません。
日本人が少ない外資系企業に入社する場合、高額な世界基準の給料が狙える可能性があります。シンガポールにいる幹部とかは、日本の給料相場なんかわからないので、足元見ずに高い給料を設定することは十分にありえます。
(2) バイオジェン(Biogen)

バイオジェンは、主に神経疾患、免疫疾患及び血友病の薬を開発製造する会社です。
バイオジェンの大注目薬は、日本のエーザイと提携しているアルツハイマー型認知症治療薬です。
2021年に「アデュカマヌブ」が来るか、と期待されて株価が急騰しましたが、結局世に出ることはありませんでした。
しかし、2022年9月には新たな新薬「レカネマブ」の治験で好結果と報じられ、再び大注目を集めています。
有効な認知症治療薬が出たらとんでもない売上を記録するかもしれません。
バイオジェンの財務状況を見てみましょう。

2021年12月期は、大きく減収・減益しています。
2020年以前は猛烈に高い利益率でしたが、2021年12月期は依然としてかなり高いものの猛烈とまでは言えなくなっています。
マネックス証券では「セグメント業績」として、製品ごとの売上高がチェックできて便利です。

- Fumarateは、重度の尋常性乾癬の治療薬。
- Tysabri(タイサブリ)は、多発性硬化症(MS)の治療薬。
- SPINRAZA(スピンラザ)は、脊髄性筋萎縮症(SMA)の治療薬。
バイオジェンは、複数の医薬品の売上があるので、新型コロナワクチンの一発屋になる可能性のあるバイオエヌテックやモデルナとは違って安定性があると言えるかもしれません。
(3) モデルナ(Moderna)

新型コロナワクチンのおかげで日本人の誰もが知ることになったモデルナも有望バイオ医薬品会社の1つです。
モデルナは、東京に拠点があり、求人情報も出ています。
mRNA技術を用いたワクチン開発では、ファイザーワクチンを開発したビオンテックと並び立つ存在です。
mRNA医薬品は、様々な病気に対処する可能性のある治療的または予防的利益をもたらす細胞内、膜、または分泌タンパク質を生成するように体の細胞に指示するように設計される医薬品です。モデルナは、予防ワクチンだけでなく、がんワクチン、腫瘍内免疫療法、局所再生治療法、全身細胞内治療法などのmRNA医薬品のパイプラインを保有しています。
新型コロナワクチンで儲けまくったはずのモデルナの財務状況はどうでしょうか。

2022年12月期になって急に激しい売上と利益を上げるに至っています。ワクチン効果。
売上の大きさもさることながら、利益率の高さもやはり尋常ではありません。
ビオンテックとモデルナも、新型コロナワクチンで信じられないくらいの利益を上げていることがわかります。
ただ、バイオジェンと違って、現状では新型コロナワクチンしか売上を上げる武器がないので、将来は売れる薬を開発できるかにかかっています。
(4) リジェネロン・ファーマシューティカルズ(Regeneron Pharmaceuticals)
Regeneron Pharmaceuticals: Delivering Life-transforming Medicines
リジェネロンは、これといった会社ロゴはありません。
ウェブサイトもあんまかっこよくないですし、余計なコストはかけない倹約主義の会社なのだろうか。
リジェネロンの主な売上は、以下2つの医薬品によるものです。
- REGN-COV2:新型コロナ感染症用の抗体カクテル治療薬
- アイリーア(EYLEA):加齢黄斑変性治療薬

これら2つにはこれからあまり頼れません。
REGN-COV2は、新型コロナが収まれば用済みになってしまい、売上が激減する可能性があります。
EYLEAは、2023年中にアメリカでの特許が切れてしまいます。
そんな事情を考慮しながら財務状況をチェックしてみましょう。

アメリカ企業ですが、ドイツ企業のバイオンテックと同じくらいの株主資本比率を持っています。
2021年12月期は、売上が倍増しています。新型コロナ感染症の抗体カクテル治療薬の売上のおかげでしょう。
今後は、新型コロナ感染症のバブルははじけ、これまで大きく稼いできたEYLEAの米国特許も切れる。
リジェネロンは、今後の開発力が問われる局面にあります。
直近2四半期連続で仏サノフィと共同開発のアトピー性炎症治療薬が好調に推移し、独バイエルを加えた共同開発部門の収益が3~4割を担う収益源に成長している点に注目したい
週刊エコノミスト2022.11.8
(5) バーテックス・ファーマシューティカルズ (Vertex Pharmaceuticals)

希少疾病である嚢胞性(のうほうせい)線維症の治療薬の開発に注力するバイオ創薬企業です。
嚢胞性線維症は、全身の分泌液が粘化する劣性遺伝性疾患で、比較的欧米に症例が多い難病です。
マネックス証券の米国株銘柄スカウターでは、バーテックスの商品ごとの売上がチェックできます。

- TRIKAFTA / KAFTRIO
- ORKAMBI
- KALYDECO
- SYMDEKO / SYMKEVI
バーテックスの売上は上位4つの薬品で占められています。
この4つの薬はいずれも嚢胞性線維症の薬です。
嚢胞性線維症向け以外には、「鎌状赤血球症、ベータサラセミア、APOL1媒介性腎疾患、1型糖尿病、痛み、アルファ1抗トリプシン欠乏症、筋ジストロフィーなど、原因となる人間の生物学への洞察を活用する他の深刻な疾患の治験治療のパイプラインを持つ」とされています(楽天証券ウェブサイトより)。
バーテックスの財務状況を見てみましょう。

売上は順調に伸びています。
利益率が2021年12月期に下がっていますが、それでも依然として相当高い利益率を誇っています。
純利益率で30%というのはメーカーとかでは考えられない高い利益率です。
バーテックスもアメリカ企業なのに自己資本比率が70%超で高いです。
ニッチな希少疾病バイオ役で手堅く稼ぐ安定ビジネスの側面もあるかもしれません。
稀少疾患だと患者が少ないので、ライバルがあまり入ってきませんし、バイオ薬は作るのも難しい。
(6) ギリアド・サイエンシズ (Gilead Sciences)

ギリアド・サイエンシズは、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、B型肝炎ウイルス(HBV)およびC型肝炎ウイルス(HCV)を中心に、有効な治療法が確立されていない生命を脅かす感染症治療のための新薬を開発し製品化を行う「世界第2位のバイオ製薬大手」(週刊エコノミスト2022.11.8)です。
ギリアド・サイエンシズが世界第2位。
バイオ製薬世界第1位はどこなのか気になります。ビオンテックとモデルナは、ギリアド・サイエンシズより売上が大きいですが、新型コロナワクチンによるものがほとんどですので、リジェネロンが1位なのだろうか。
インフルエンザの「タミフル」は実はギリアドの薬です。
世界第2位のバイオ製薬会社のギリアドの売上構成をマネックス証券のサイトでチェック。

すごいたくさんある。さすが世界第2位。
しかし、上の図を冷静に計算してみると、上位3製品で60%超の売上を締めています。
バイオ製薬会社の大手は、少数の超大ヒット薬の大半を稼いでいるのが普通と評価できそうです。
売上1位のBiltarvyを含めた以下の薬は、HIV/AIDSの薬です。
- Biktarvy
- Genvoya
- Descovy
- Odefsey
- Truvada
- Complera・Eviplera
- Stribild
- Atripla
HIV治療は製薬会社にはビッグビジネスのようです。
治らない、というのが製薬会社には都合がいいんですね。
ギリアド・サイエンシズの財務状況はどうでしょうか。

売上の成長は順調ではありますが他のバイオ製薬会社より鈍く見えます。
利益率もとても高いですが、これも他のバイオ製薬会社より抑え目です。
バイオ製薬会社も大きくなると安定はするけれども成長力・利益率は落ちるということでしょうか。
貸借対照表を見ると、他社よりも現金同等物が少ないですね。
大きな買収でもしたのでしょうか。
*選外となったバイオファーマ
上記6選は、週刊エコノミストの特集からさらに厳選した会社です。

上記雑誌で取り上げられたバイオファーマのうち、選外にした会社と理由は以下のとおりです。
ブリストル・マイヤーズスクイブ | 大手製薬企業であり、バイオ医薬品以外にも多数の製品を保有しており、純粋なバイオファーマではないため、選外にしました。ブリストルの求人は見たことがありますが、給料は「何て高いんだ!」というほど高くはなかったと記憶しています。 |
シージェン(Seagen) | 癌を治療するための標的療法を開発と商品化するバイオテクノロジー企業です。赤字続きの会社であり、「経営陣は最終的に会社の売却を視野に入れている可能性がある」(週刊エコノミスト2022.11.8)とされていることから、転職したくなるようなバイオファーマではないため選外にしました。 |
3 バイオ医薬品とは
バイオ医薬品とは、有効成分がタンパク質由来(成長ホルモン、インスリン、抗体など)、生物由来の物質(細胞、ウイルス、バクテリアなど)により産生される医薬品です(bio_01.pdf (jpma.or.jp))。
口から飲むとたんぱく質は酵素で分解されてしまうため、飲み薬を作るのは難しく、バイオ医薬品のほとんどは注射剤です。
バイオ医薬品の製造には遺伝子組み換えや細胞培養の技術が使われます。
バイオ薬の製造には、バイオ薬が非常に複雑な構造のたんぱく質からできていることから、低分子薬(従来の一般医薬品)よりも複雑で高度な技術が必要とされます。
低分子医薬品であれば短くて数日で原薬が作られることもあるのに比べ、バイオ医薬品は作るのに時間がかかります。
バイオ薬は生きた細胞を扱うため、原薬生産だけで数カ月かかる場合もある。無菌状態や温度など品質管理も厳しい。製造工程での管理試験は低分子薬は約50種類だが、バイオ薬は5倍の約250種類に及ぶとされる。手作業も多く作業習得に時間がかかる。
日本経済新聞2022年12月19日朝刊「バイオ薬の技術者育成急ぐ 協和キリン、訓練施設を新設 第一三共は3割増」
そんな作るのが難しくて時間もかかるバイオ医薬品はなぜ作られるのか?
効果が高いからです。
免疫力の低下や、体の機能の異常など、病気の原因にピンポイントで働きかけて治療するのが大きな特徴で、特定のがん細胞を直接攻撃するなど、従来にはない治療を難病にも施せます。
しかも副作用も比較的少ないとされます。
製薬会社が、バイオ医薬品に目を付けるのは、こうした効果があることはもちろんですが、高い薬価が下がりにくいということもあるようです。
また、作るのが難しいため、一度作ってしまえば競合がなかなか同種の薬を作ってこず、しばらく高い薬価での販売独占も狙える。
4 バイオファーマを含む外資系製薬会社の求人に強い転職エージェント
外資系バイオ製薬会社の求人情報を持っている転職エージェント。
(1) ロバートウォルターズ

ロバート・ウォルターズを1番目に推す理由。
それは、かつてロバート・ウォルターズから前記6社のうちの1社の求人情報を紹介してもらったことがあるからです。
その時、私はバイオ製薬会社の給料がいいなんてちっても知りませんでした。
したがって、応募しませんでした。
ロバート・ウォルターズのエージェントから「なぜ応募しないのか?」と理由を聞かれて、返した私の回答は、「バイオ製薬ってなんか怪しいから」。
知ってたら応募してたのに!
そんな後悔ももとにして本記事は書かれています。

ロバート・ウォルターズのポイント
- 外資系企業や日系グローバル企業の求人に強み
- 外資系製薬企業の案件も多め
- 高額年収案件が多い
(2) RGFエグゼクティブサーチジャパン

RGFエグゼクティブサーチジャパンを勧めるのは、この会社のエージェントが「外資バイオ製薬会社の給料は異常に高いぞ」と教えてくれたからです。
求人情報を扱っていなければそんな内部情報を知りません。
RGFの扱う求人情報は給料高めです。
東京と大阪に事務所を擁するバイリンガル人材向けリクルートメントファーム | RGFエグゼクティブ サーチ ジャパン (rgf-executive.jp)
(3) JACリクルートメント

JACリクルートメントは、前記のロバート・ウォルターズとRGFエグゼクティブサーチジャパンと違い、日系です。
外資系に強そうで、「JAC」とアルファベットが入っているので外資系企業かと思いきや完全な日系企業です。田崎さんが創業者・大株主。
「リクルートメント」と名前に入っていますが、人材大手のリクルートとは関係ありません。
JACリクルートメントもヘルスケア業界強めです。
「英語無理っす。。」とか「外資もいいけど日系もいいなあ」という、バリバリ外資にやや抵抗感がある方にはJACリクルートメントもおすすめです。

JACリクルートメントのポイント
- ヘルスケア業界の求人に強み
- 高額案件が多い
- 内定獲得力が高い
▼公式サイト
相談体験談等は以下記事をお読みください。
JACリクルートメントの評判を知りたい人向けの転職体験談 | 転職キャリアルール (career-rule.com)
JACリクルートメントはハイクラス転職におすすめのエージェント | 転職キャリアルール (career-rule.com)
その他の転職エージェント情報はこちらの過去記事をお読みください。
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