転職キャリアルール

現役企業内弁護士による複数回の転職体験談、おすすめの転職エージェント情報、キャリアパス形成等

転職を安易に繰り返すジョブホッパーになるべからず

ジョブホッパー

むやみに転職回数を増やすのはキャリアの破壊になる

転職は日本でも受け入れられるようになってきた、というのような論調を見かけます。


転職はキャリア形成に非常に有益な手段です。

 

しかし、「今の仕事が嫌だから転職する」という安易な転職は危険であり、損をします。


1 ありもしない天職・適職を追い求める病に付ける薬はない

「こんなはずじゃなかった」と新しい職場で不満を持つ。

転職が多いと、何度もこうしたリスクに直面することになります。

 

転職に際しての最大のリスクは何だろうか?それは、次に行う仕事の内容が自分の想像していたものと大きく異なることだと思う。
(山崎元『一生、同じ会社で働きますか?』(文響社、2017年4月)72ページ)

一生、同じ会社で働きますか?

 

この本の著者の山崎さんは12回転職した正真正銘のジョブホッパーであり、その言葉を噛み締めるべきです。


転職して新天地に行くのは、常にこの山崎さんの指摘する「最大のリスク」を抱えているのです。

 

 

2 多すぎる転職回数は履歴書を台無しにする

採用する側は、応募者がすぐ辞めないか気にします。

転職回数が多いのは、不利です。採用者を心配させます。

  • これだけ採用に手間をかけてすぐ辞められたら困る。また採用活動やらないといけない。
  • すぐ退職したら転職エージェントの費用や受け入れ費用がパーになる
  • それならば、ちょっとやそっとのことで辞めそうにない人を取ろう
  • では、履歴書を見てみよう。どれどれ。Aさんは前の会社を1年で辞めてる!これは危ない。


このように考えるのは当然すぎるといえます。


1社を短期間で辞めるくらいなら言い訳も立ちますが、短期間で複数の会社を渡り歩けば怪しまれて当然です。


ある転職エージェントはジョブホッパーについてこう言ってました。

転職回数が多くなりすぎて助けようにもどうにもできなくなっている人がいる


転職コンサルタントの和多田さんもジョブホッパーを「転職が難しい人」のグループに含めています。

私は独立のコンサルタントとして、優良で転職コンサルティングを行っています。平たく言えば、自力や無料サポートでは転職が難しい方が、より強力なサポートを求めて受講してくるのです。
具体的には、中高年、ジョブホッパー、零細企業退職者、自営業者、リストラ退職者などが大半を占めます。
(和多田保『ブランディング転職術 (「自分」というオンリーワンの商品を高く売ろう!)』(スダンダーズ・プレス、2019年6月)14ページ)

 

ジョブホッパーは、一般的に以下の人達と同じくらい転職が難しいということです。

  • 中高年
  • 零細企業退職者
  • 自営業者
  • リストラ退職者


転職を使ってキャリアをうまく構築していこうという人は、かえって転職には慎重になるべきなのです。

 

 

3 転職は金銭的損失を伴う

転職でちょっとやそっと給料が上がったくらいでは、かえって損をする可能性があります。

 

ほとんど企業の年金や退職金の制度を考えると、年収がそこそこ以上に上がるのでなければ、金銭的な損得上は転職が損になることが多い。
山崎元『一生、同じ会社で働きますか?』(文響社、2017年4月)24ページ


退職金は勤続年数に応じて金額が増える制度になっていることが多いため、1社で30年勤務した方が、30社で1年勤務するよりも多額になるのです。

 

また、退職金は税金の優遇があるので、給料は月給でもらうより退職金でもらう方が得です。


他にも転職すると以下のような出費が発生する可能性があります。

  • 転職先の住居手当が不十分
  • 引っ越し費用の発生
  • 転職先は経費が厳しい

 

 

4 転職するのによく考えて損はない

私は直近の転職活動には1年かけてたくさんの転職エージェントに会い、多くの求人情報を見て、よく考えて転職を決めました。

よく考えたことで後悔なく転職できました。「本当に行きたいと思えるポジション」だけに絞ったからです。

安易な転職には注意です。

 

転職エージェントの言うことにはすぐ乗っかかって応募しないようにしましょう。 

www.career-rule.com

 

 

複数の転職エージェントと相談して熟慮することが本当に大事です。 

www.career-rule.com

 

 

転職エージェントと無理に相談しなくても問題ありません。

時間をかけて考えるのが大事です。