サラリーマンがより高い年収を得るために身につけるべきスキルとは何か。
どのようなスキルを身につければ転職市場価値は上がるのか。
「市場価値」という言葉は曖昧であまり良くないですが、ここでは転職した場合に得られる年収と考えます。
新聞を読めば「リスキリングが必要だ」なんて書かれています。
「リスkilling?リスを殺しちゃいけないだろ」とか思っていたのですが、たぶん re-skilling で再びスキルを身につけるという意味なのでしょう。
会社員・サラリーマンが他の会社に転職するにあたって、市場価値を上げるスキルは特定できます。
職務経歴書を飾れる内容こそが、サラリーマンが身につけるべきスキルです。
勉強したかどうか。
資格を持っているかどうか。
意識が高いかどうか。
それだけでは転職市場では弱いです。
採用企業が「この人を採りたい」と思う経験・実績・スキルが、職務経歴書に書ける状態になっていることが重要です。
※この記事には広告リンクが含まれます。ただし、転職サービスへの登録を無条件にすすめる記事ではなく、年収を上げるために何をスキルアップすべきかを、職務経歴書と求人票から逆算して整理します。
サラリーマンの市場価値は「職務経歴書に書ける経験」で上がる
市場価値を上げたいなら、まず次の表で考えてください。
| やること | 市場価値への効き方 | 注意点 |
|---|---|---|
| 現職で経験を積む | 強い | 職務経歴書に書ける仕事を取りに行く必要がある |
| 転職する | 強い | 次の職場で経歴が強くなるかを見て選ぶ |
| 資格を取る | 職種による | 応募先に評価される資格でなければ弱い |
| 副業する | 基本は弱い | 職務経歴書に書けない副業は市場価値に直結しにくい |
| 勉強する | 単体では弱い | 仕事の成果に変換して初めて強くなる |
| 求人票を見る | 強い | 企業が欲しいスキルを逆算できる |
市場価値を上げるには、まず求人票を見て、企業が何を求めているかを確認する必要があります。
自分にどんな企業やヘッドハンターから声がかかるかを見たい人は、ビズリーチで市場価値を確認してください。
この記事でわかること
- 有用なスキルは採用企業が決める
- 職務経歴書に書ける経験が市場価値になる
- サラリーマンが市場価値を上げる方法
- 資格は市場価値に効くのか
- 副業は市場価値に効くのか
- 勉強は市場価値に効くのか
- 求人票から身につけるべきスキルを知る方法
- まとめ
会社員の有用なスキルは採用会社が決める
世界一速く大根を切る包丁さばき。
そんなスキルを持っていればすごい。まさにハイスキル。
しかし、そのスキルを持っていても会社員として高い年収を得られるわけではありません。
また、「語学」といっても、今はもう使われていないラテン語に詳しいです、と言っても、それも会社員の年収に結びつくスキルではないことが多いです。
サラリーマンがスキルを身につけて年収を上げたい場合、そのスキルはサラリーマンとして給料をもらうことと結びついている必要があります。
サラリーマンの収入は、雇用契約によって雇用主から支払われます。
つまり、給料を決めるのは雇用主たる企業です。
企業が「そのスキル買った!」と言えるスキルを持つ必要があります。
したがって、ハイスキル人材として高い給料をもらいたいと思うなら、自分が有用と思うスキルではなく、企業が有用と思うスキルを身につけなければなりません。
× 自分が有用と思うスキル
〇 企業が有用と思うスキル
そして、転職して高い給料をもらいたいなら、高い給料を支払ってくれる企業・ポジションをターゲットにしなければなりません。
給料が安い仕事 | 給料は流しそうめんのように決まるで書いた通り、給料の安い・高いは、その給料がもらえるポジションで決まるからです。

そのため、むやみやたらに「年収増のためにスキルアップだ!」と動くのは効果的ではありません。
どのポジションを狙うのかが重要です。
山の頂上を目指すにあたって、「とにかく登りはじめないと!」といって、ルートや装備を確認せずに突っ走るのは効率的ではありません。
エベレストにそんな感じで登ったら命の危険があります。
サラリーマンがスキルアップして給料増を狙うなら、孫子の兵法にならい「敵を知り、己を知る」べきです。
会社は敵ではないですが、相手となる会社が何を考えているかを推測しなければなりません。
そして、自分ともある程度距離が近いスキルでなければいけません。
外科医は給料がいいかもしれませんが、サラリーマンにはそのスキルは簡単には身につけられません。
医師になるのに興味が持てないなら、身につけるべきスキルからは除外した方がいいです。
では、会社にとってウケがよいスキルとはどのようなものでしょうか。
採用企業が求める内容が職務経歴書に書かれていれば、その人はハイスキル会社員
端的に言えば、転職市場価値が高いスキルとは、職務経歴書が充実しているかどうかです。
職務経歴書が充実しているとは、自分が転職したいポジションの採用者が見て「お、この人はいいな」と思える内容になっていることです。
スキルの高い・低いは企業が決めます。
採用企業が欲しいと思っているスキルや経験が書かれていないといけません。
いかに自分で「このスキルは貴重だ」と思っているかは関係がありません。
あなたが世界一おいしい味噌ラーメンを作るスキルを持っていたとしても、採用担当者がとんこつラーメンを作る人を採用したいと思っているなら、あなたはとんこつラーメンに関わる事柄を職務経歴書に書くのがよい作戦です。
なぜそんなに職務経歴書が重要か。
スキルは目に見えませんし、転職前に確認するのは困難です。
多くの場合、転職者のスキルは職務経歴書によって判断されます。
職務経歴書以外にテストが課されることもあります。
CFOポジションに応募してテストがあったという人もいます。
私も契約書の条項を書けとか、契約内容について議論する、といったテストが課されたことがあります。
テストがある会社もありますが、ない会社の方も多く、またテストを課す会社も職務経歴書は必ずチェックします。
職務経歴書こそが、転職における最大のスキルチェックポイントなのです。
つまり、転職で高い年収を得るためのスキルを身につけるという観点では、狙っているポジションの採用者にウケの良い職務経歴書にする活動こそが、サラリーマンの転職市場価値を高めます。
自分の職務経歴書が外でどう見られるか知りたい人は、ビズリーチでスカウトの反応を見てください。
サラリーマンはどうやってスキルアップすべきか
採用企業ウケするスキル、つまり職務経歴書に書いて効果があるスキルはどうやって獲得するべきでしょうか。
現職を頑張る
今の職場で職務経歴書に書ける仕事の経験を積むのが一番手っ取り早いです。
仕事でやったことは、すぐに職務経歴書に書けます。
したがって、転職市場価値を上げるようなスキルアップがしたいのであれば、今の職場で職務経歴書に書けるような仕事をするべきです。
上司に積極的にそうした仕事がしたいと言うべきです。
今の部署でそれが叶わないのであれば、異動することもありえます。
私が複数いた職場の中では、とある日系大手企業が一番スキルが求められない職場でした。
ボーっとしていたり、誰も読まないマニュアルや社内研修資料を作ったり、低スキルでも「私は優秀です」と偉そうな顔をしているだけでも全然平気な職場。

そこで漫然といても職務技能が高まるわけではありません。
しかし、この職場は、私の転職市場価値を高めるスキルをたくさん身につけさせてくれました。
なぜかといえば、この会社で働いていた時期に関与した仕事が、職務経歴書上でなんかいかにもすごそうなことをしていたような雰囲気を醸し出してくれたからです。
たとえば、海外M&Aプロジェクトで、日本の本社から各国の法務部員や外部法律事務所に法務関係の指示を出していました。
私の実力があるからやっていたのではなく、たまたまそうしたプロジェクトに関与していたので、それをそのまま職務経歴書に書いただけです。
法律事務所で取り組んでいた小さな案件の方が大変で腕が問われるものであったとしても、職務経歴書上はあまり見栄えがよくありません。
このように、現職で職務経歴書の見栄えを良くしてくれる仕事をするのは、転職市場価値を上げるスキル獲得につながります。
転職する
現職で職務経歴書に書ける経験を積むのが一番手っ取り早い。
しかし、現職でそれができないなら、転職によって転職市場価値を高めるスキルが身につく可能性があります。
転職すれば、新しい職場に移って、そこで新しい仕事をすることになります。
そうすると、職務経歴書にはこれまでなかった仕事の経歴を書けるようになります。
つまり、書くことができる経験が増える。
もちろん、転職するのは現職場で頑張るのに比べれば一大事業です。大変です。

そう考えると、転職よりはるかにお手軽な現職場でのスキル獲得をまず目指すのが妥当です。
転職はそれと並行して考えるべきです。
転職はスキルアップのためだけでなく、様々な要因を考慮して決断すべきです。
転職先で、より高い市場価値を得られるスキルが身につくかも考慮要素にするのがよいでしょう。
私なら、転職先に転職して、そこでやる仕事が自分の職務経歴書をよりパワーアップすることになるかを応募前に必ず考えます。

30代以上で、今の会社では職務経歴書に書ける経験が増えないと感じている人は、外の求人も見た方がいいです。
外資、ハイクラス、管理職、専門職の求人を確認したい人は、JACリクルートメントで相談してください。
資格を取る
転職市場価値を高めるスキルアップという観点からすると、現職や転職に比べると資格はインパクトが劣ります。
資格試験のために勉強をすることは良いことです。勉強になります。
しかし、その資格は、自分の職務経歴書を飾ってくれるのか。
自分が将来転職したいと思っている会社に応募する場合に、その資格は効果的なのか。
こうしたことを考えなければなりません。
医師や弁護士のように資格がなければ就職できない職場に行きたいのであれば、資格は必須です。

他方で、資格があると役に立つ、という場合もあります。
会社法務部に転職したいのであれば、弁護士資格は必須とされていないことも多いです。
しかし、会社法務部であれば弁護士資格はあった方が有利です。
資格でメジャーなのがTOEICです。
英語ができる人材、英語に抵抗感がない人材を求める企業は多いため、広く認知されているTOEICは役に立ちます。
高得点はけっこう効果があります。
職務経歴書に書いてあれば、採用者が日本人であればすぐに目に止まるはずです。
資格を取ることでスキルアップを狙うのであれば、自分が行きたい職場に応募する場合にそれがどの程度効果的なのかを考慮すべきです。
法務・経理・人事など管理部門や士業で、資格や経験をどう評価されるか知りたい人は、MS-Japanで求人を確認してください。
副業はどうか
サラリーマンとして転職市場価値を上げるという点でいえば、副業はあまりおすすめできません。
直接的に職務経歴書に書きにくいからです。
副業をやって何かの腕前が上がることはあるかもしれません。
しかし、職務経歴書に書けないとアピールが難しい。
「スキルアップしなきゃ!」となんとなく副業をやって、貴重な時間の浪費にならないよう気を付けましょう。
その副業は何のためにやるのか。

もちろん、副業で本業より稼ぐ、本業では得られない実績を作る、将来的に独立するという目的があるなら別です。
しかし、「転職で年収を上げるための市場価値」という話なら、まず職務経歴書に書ける本業経験を取りに行く方が近道です。
勉強はどうか
勉強をすることは大変えらい。
勉強している社会人は少ない。
しかし、残念なお知らせがあります。
勉強しても直接的には転職市場価値は上がりません。
勉強したことは、そのままでは職務経歴書に書けないからです。
職場と転職でそれらしい仕事をとりあえずやって、職務経歴書にいかにもしっかり者な感じで書いて、ポンポンより良い職場に転職を繰り返す人は、年収を上げるのに勉強をする必要はありません。
そういうジョブホッパーはたくさんいます。
私はそれはあまり良いことだとは思っていません。
勉強をして日々の仕事の中で活用して、真のスキルを身につけてより良い仕事をすることこそが真のスキルアップのはずです。
そして、そうして身につけたスキルで実践した仕事の成果を、バッチリ職務経歴書に書くというのがあるべき姿と言えます。
本記事は表面的な部分を述べたものですが、表面は重要です。
中身も伴う方がいいですね。

転職市場価値を上げるために良い職務経歴書を書く
高年収にふさわしいハイスキル人材かどうかは、多くの場合、職務経歴書で判断されます。
逆算すれば、ハイスキル人材になるためには職務経歴書の記載をしっかりする必要があります。
クリスチアーノ・ロナウドが、サッカーのことを知らないけれども上手なサッカー選手を採用しなければならない人が採用担当者をやっている会社に雇ってもらうには、職務経歴書に「特技:サッカー」と書くだけでは足りないのです。
実際には、中途採用の場合は、職務経歴書を読む人はその仕事のことをわかっている人である可能性が高いため、このような極端なことは起きません。
しかし、相手に突き刺さる書き方になっているか、読んでもわからないかでは雲泥の差です。
転職市場価値を高めるには、自分を売り込む武器としての職務経歴書を磨きあげなければいけません。

ビズリーチの職務経歴書をどこまで書くべきかは、以下の記事で整理しています。
ビズリーチの職務経歴書はどこまで書く?会社にばれにくい書き方を見る
会社員が市場価値を上げるスキルを知るには求人票を見る
転職市場価値の高いスキルとは、採用企業が決める、ということを前述してきました。
では、どうしたら採用企業に人気のあるスキルを知ることができるでしょうか。
直接的に知る方法があります。
企業の求人票を見ればよいのです。
自分が興味のある会社、ポジションの求人票を見てみましょう。
どんなスキルが必須またはあれば尚可なのかが示されています。
これらは、自分が目指すべきサラリーマンの指針になります。
そうした求人票を見るにはどうしたらよいか。
転職エージェントやスカウト型サービスを使うのが早いです。
ただし、今は「とりあえず大手に登録しましょう」と雑に言う時代ではありません。
目的別に使い分けるべきです。
| 目的 | 見るサービス・記事 | 理由 |
|---|---|---|
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| 30代以上・外資・ハイクラス求人を見たい | 30代向け転職エージェント比較 | JACなども含めて比較できる |
| 法務・経理・人事など管理部門 | MS-Japan体験談 | 管理部門・士業求人を見やすい |
| 転職エージェントに相談だけしたい | 相談だけする方法 | 今すぐ転職しない人でも使い方を整理できる |
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ただし、ビズリーチは誰にでも向くわけではありません。
年収、経験、職務経歴書の内容によっては、スカウトが少ないこともあります。
それでも、求人票やスカウトを見ることは、自分が何を身につけるべきかを知る手がかりになります。
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本記事で紹介したような転職市場価値を上げるスキルアップには、どのようなスキルを身につけるべきかの見取り図となる求人票が必要です。
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気が向かないものはほぼ無視しています。
気楽にどのようなスキルが求められているかを知ることができます。
転職市場価値アップに興味がある人は、求人票を見てください。
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まとめ:市場価値を上げたいなら、求人票と職務経歴書から逆算する
サラリーマンが市場価値を上げたいなら、ただ勉強すればいいわけではありません。
資格を取ればいいわけでもありません。
副業をすればいいわけでもありません。
重要なのは、企業が欲しいと思う経験・実績・スキルを、職務経歴書に書ける状態にすることです。
企業が何を欲しがっているかは、求人票に書いてあります。
だから、市場価値を上げたいなら求人票を見る。
求人票を見て、どんな経験が求められているかを知る。
そのうえで、現職で経験を取りに行く。
現職で無理なら、転職して経験を取りに行く。
資格や勉強は、職務経歴書に書ける経験へ変換できるなら意味があります。
「市場価値を上げるスキル」とは、ふわっとした能力の話ではありません。
採用企業が欲しがる経験を、職務経歴書に書けるかどうかです。
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