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転職面接は第一印象で決まる、という気概で臨め

転職面接は第一印象で決まる

転職面接で第一印象は大切だ 

転職面接で、最初の印象はインパクトが大きいです。

とても大きい。

採用するか否かの評価の基準として後々まで響きます。

なぜそんなに大事で、どうすべきかを説明します。

(2020年11月7日改訂)

 

1 面接官は「人を見抜ける」と思い込んでいる(勘違いしている)

採用面接だけで応募者を適切に評価するのは極めて難しいです。

心理学者の出した結論は、「面談で人を見抜くのは無理」というものです。 

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しかし、採用の現実は違います。面接を重視します。

なぜ重視するかというと、採用担当者が重要だと思い込んでいるからです。

これが大事です。応募者としては、自信過剰で思い上がりの強い面接官の勘違い心理を利用すべきです。

 

そんな自信過剰な面接官は、どうやって人を見極めているのでしょうか。

なんとなく、雰囲気です。

そのなんとなくの印象を強烈に形成するのが第一印象です。

第一印象でかなり決まる。 

人材紹介会社の担当者の多くは、第一印象でその人がどんな人か、ほぼわかるといいます。

(東京ガス都市生活研究所『人は見かけで選ばれる』(中経出版、2002年2月)19ページ)

人材紹介会社(転職エージェント)は、たくさんの転職希望者と面接しています。その担当者の多くは「第一印象でほぼわかる」と自信を持っています。

面接をたくさんやっているプロは、それだけ自信をもって勘違いしているのです。

「○○人と面接をしてきた私には人を見る目がある」と。

 

第一印象でどのようなことがわかると思い込んでいるのでしょうか。

以下は人材紹介会社に実施したアンケート調査の結果です。

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東京ガス都市生活研究所『人は見かけで選ばれる』(中経出版、2002年2月)24ページより

人材紹介会社の担当者は、驚くべきことに第一印象で多くのことがわかるといいます。

私には大いに疑問です。

  • 人柄って会ってすぐわかるんですかね。
  • 常識度ってなんやねん。面接官の物差しを勝手に当てはめるだけですよね。第一印象で何がわかるのだろう。
  • 転職意欲は、本人にもよくわからなかったりする。なぜ見知らぬ他人がすぐに理解できるのか。
  • 面接の合否。これは、採用担当者も同じように雰囲気で決めてるから、自信過剰な面接官同士の感覚のようなものかもしれません。
  • 頭のよさもわかると。「第一印象で頭のよさがすぐわかる」と豪語する人には面接官やってほしくないですね。
  • なんで向く職種が会ってすぐにわかるのか。

転職エージェントの傲慢っぷりがよく出た腹立たしいアンケート結果です。 

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「自分は人を見る目がある」との思い込みを修正することなく、面接を繰り返して確証バイアスをもって自信過剰を倍加させていく仕事の仕方をしているので、転職エージェントの思い込みは職業病かもしれません。

転職エージェントの方は、「面接で人を見抜ける」という思い込みには重々注意し、謙虚であるべきです。

 

面接の”プロ”は、他人のことは第一印象でわかると思い込んでいる。

これは利用しない手はありません。

第一印象を活用しましょう。

 

2 転職面接で最初が大切なのは初頭効果が発動するから

第一印象が面接で重要なのは、人の認知の仕方がそうなっているからです。

人は、対象となる人を見るにあたり、最初にその人を観察して得た情報が、その後の情報を解釈したり記憶したりするときに影響を及ぼすからです。

人は、他人を認識するにあたり、最初に自分の中でイメージを作り上げます。

これが、不正確であろうとなんだろうと後々までその人の判断をする際に基準となってしまいます。

 

このように以前の印象が強すぎて不正確なイメージをつくり上げ、人の判断をまちがった方へ導いてしまう現象を初頭効果(primacy effect)と呼びます(ハイディ・グラント・ハルヴァーソン『だれもわかってくれない 傷つかないための心理学 (ハヤカワ文庫NF)』(早川書房、2020年2月)47ページ)

 

この初頭効果は絶大です。

一度つくられてしまった印象をあとから変えることは大変困難であり、だからこそ第一印象を正しくすることが大事

(同上・52ページ)

 

当然ながら、転職面接でもこの初頭効果は発動されます。

 

第一次面接の冒頭で形成された第一印象は、その後一次面接が30分か1時間か続く中で生き続けるだけでなく、その人を二次面接に進めるかの判断、はたまた、内定を出すかの判断まで影響します。

そして、判断者は、その初頭効果の影響を受けていることに気づいていません。

 

3 面接での印象は後まで残る

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東京ガス都市生活研究所『人は見かけで選ばれる』(中経出版、2002年2月)20ページより

上記の人材紹介会社の担当者に対して実施したアンケート結果によれば、「第一印象は変化する」と答えた人は、17.5%にすぎません。

第一印象は変化なくそのまま残る、というのが多数派です。

 

なぜ第一印象は修正されずに残るのか。

それは、修正しないのが楽であり、修正は苦しい作業だからです。

人にとって第一印象を形成するのは簡単で楽です。第一印象を修正して人に対する評価を再構成するのは困難で大変な作業です。

人の世界の認識は、”とにかく省エネで楽をしたがる”という癖があります。人は誰しも心理的怠け者です。

 

この怠け心が発動するのが第一印象です。

せっかく築いた第一印象という絵を描き直したり修正するのを人は通常嫌がるのです。

最初の印象を修正するのは容易ではなく、努力を要し、自動的には行なわれません。したがって認識する側には、相手を理解しようとするエネルギーと時間のほかに、それを行なうためのモチベーションが必要になります。

 (ハイディ・グラント・ハルヴァーソン『だれもわかってくれない 傷つかないための心理学 (ハヤカワ文庫NF)』(早川書房、2020年2月)95ページ)

転職で大事な採用をするのだ、いい人を取るぞ!と頑張る人は多いと思いますので、努力して第一印象についてあれこれ考える人は少なからず多いと思います。

しかし、その印象を変えるのは認識者にとって骨の折れることであるということは応募者は知っておいてしかるべきです。

人とよいコミュニケーションを持ちたいとき、あるいはよい印象を相手に与えたいと思うときには、「フェーズ1」の段階(*注)で適切なシグナルを発する努力が大事です。初めに正しい印象を与える方が、あとで修正するよりもはるかに簡単で望ましいからです。

(ハルヴァーソン・同上97ページ)

 *人間の認識には、2段階あり、フェーズ1とフェーズ2がある。フェーズ1は、自動的、無意識に簡単にすぐ形成される人の認識。フェーズ2は、意図的、意識的に、よく考えて形成される人の認識。

 

 ▼面接官の心理に訴えるアピール方法

www.career-rule.com

 

4 転職面接の印象を良くするには

面接対策として、スキンケア、ヘアケアを日頃から丁寧にしておきましょう。

また、面接当日はきちんと清潔感ある身だしなみで臨みましょう。

 

5 転職面接では最初の挨拶を感じ良く大きな声で

最後に、転職面接の第一印象を良くする簡単な技として、感じの良い挨拶をあげておきます。

 

面接心理を考えれば、明るく楽しい感じを出すことは超重要です。

そして、そのためにも表情を明るくするのが非常に効果的です。 

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その明るい感じは、面接途中ではなく、最初に出すのが効果的です。

 

面接の最初に何をするのか。

挨拶です。

 

挨拶で、楽しい感じを出すべきです。

 

感じの良いはっきりした挨拶は効果的です。

 

そして、はっきりした挨拶は自分にもいい。

どうして自分にも良いか。

 

面接前の緊張を打ち破るきっかけになってくれるからです。

 

面接前は緊張して「何を話せばいいだろう」と色々考え、「うまくしゃべれないんじゃないか」と不安になります。

 

そんなときは、最初の挨拶で短くはっきりと何と言うかだけ頭に入れて、それを実行に移しましょう。

 

予定通りしっかりしゃべれた。

 

この簡単なステップを踏むだけで、ちょっとした達成感を感じることができます。

面接の緊張感にはかなり有効です。

 

「まずは挨拶をしっかりやることだけに集中しよう」

 

このような挨拶だけに集中するという考えは、これまでの面接での緊張に対処するのに大変役立ちました。

 

あれこれ考えてもしょうがありません。

 

面接でうまいことやってくれるのは、今の悩める自分ではなく、当日の面接本番に臨む自分という別人格です。

 

その別人への贈り物にはとびっきりの良い挨拶だけ渡せばよく、直前にあれこれ事前指南をする必要はないのです。

 

*****

 

いかがでしたでしょうか。

本ブログでは、面接で人を適切に判断するのは極めて難しい、という考えに基づいて面接への対処法を紹介しています。 

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本記事もそのうちの1つです。

もちろん第一印象で全てが決まるとも思えません。本記事で紹介されていたことを全部しっかり実践しても面接に落ちることはいくらでもありえます。ただ、ちょっとしたことで他の応募者と差がつくかもしれません。私ならちょっとした差を簡単なことでつけられるなら、なるべく多く実践したいと思っています。

もちろん、この記事の作戦を実施するかは応募者自らが自由に決めるべきです。「使えそうだな」と思ったら、ぜひ実践してみてください。

転職エージェントとの最初の相談の面談で実践してみるのもよい練習になると思います。

 

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