ベンチャー企業への転職のための世界最高峰のスタートアップ選別方法

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ベンチャー企業に行って活躍したい!

でもベンチャー企業は不安定で不安。失敗したらどうしよう。

どうせなら成功間違いなしのスタートアップに転職したい。

どうやってそんなユニコーンクラスの会社を探せるのか?

こんな人向けに「世界最高峰のスタートアップ企業の選び方」を紹介するのが本記事です。

世界的なベンチャーキャピタルであるセコイア・キャピタルが自社ウェブサイトで公開している「生き残る企業の要素」を紹介します。

入社という「投資」対象として適切なベンチャー企業を見つける際のヒントが得られるはずです。

目次

1 セコイア・キャピタルとは

Sequoia 

セコイア・キャピタルは、著名な世界的ベンチャー・キャピタルです。

ベンチャー・キャピタルは、簡単に言えば投資会社です。

投資家から金を集めファンドを組成し、ベンチャー企業に出資して儲ける会社です。

成功するスタートアップ企業を選ぶプロです。

「こんなベンチャー企業なら成功する」という目利き力のある会社です。

なぜセコイアが世界最高といえるのか?

ウォーレン・バフェットの右腕と知られ、自らも傑出した投資家であるチャーリー・マンガーが最近のインタビューで、セコイアに対して最大限の賛辞を送っています。

アメリカで最も素晴らしい投資会社はおそらくセコイアです。彼らは誰よりも収益を上げ、誰よりも最高の投資記録を誇っています。セコイアの功績は本当に素晴らしいものです。

“The most remarkable investment firm in America is probably Sequoia. …They’ve made more money than anybody, and they have the best investment record of anybody. It’s perfectly amazing what Sequoia has done.”

あのマンガーがここまで褒めるとはすごい。

1972年に設立され、「AppleやGoogle、エレクトロニック・アーツ、Yahoo!、Instagramなどを始め250以上のテクノロジー企業に投資を行ってきた」という投資実績があります(セコイア・キャピタル – Wikipedia)。

セコイアの名声を知れる紹介は以下を見てください。

セコイアが出資した企業(アップル、グーグル、ペイパル、オラクル、ユーチューブ、インスタグラム、ヤフーなど)の市場価値は1兆4000億ドルを超え、ナスダック市場の22%に相当すると推定されている。
セコイアはその力と名声で世界的に知られており、セコイアとのミーティングは起業家にとって夢でもあり悪夢でもある。セコイアの支援を得られれば、それだけで事業の成功が約束されたようなものだ。
しかし、居並ぶパートナーたちを前にプレゼンをするプレッシャーは想像するのも怖いほどで、創業者の中にはセコイアにアプローチすることを躊躇する者もいる。

デボラ・グルーンフェルド『スタンフォードの権力のレッスン』(ダイヤモンド社、2021年7月)94ページ

セコイアは、自社ウェブサイトで、会社事業に関するメモを公開しています。

そのメモの中に「生き残るベンチャー企業の特徴」というまさにベンチャー企業転職を考える人に役に立つ、世界最高峰のスタートアップの選び方のヒントに関するものがあるのです。

2 セコイア流「生き残るベンチャー企業の特徴」

Elements of Enduring Companiesと題された記事で、選ぶべき企業の11個の特性が説明されています。

日本語に直すと以下の通り。

  1. 目的の明確さ
  2. 大きな市場
  3. 優良な顧客
  4. 集中
  5. 不便をなくす
  6. 違ったものの見方
  7. チームDNA
  8. 迅速さ
  9. レジリエンス
  10. 倹約
  11. 小さな一歩から始める

入社するならこんな特性のある会社を選ぶべきです。

以下それぞれの特質を見ていきます。

① 目的の明確さ

「名刺の裏に要約できる」ような目的を持つ会社が良いとセコイアは言います。

② 大きな市場

小さく弱いベンチャー企業は、大きな市場で戦う方がいいです。

大きな成長している市場であれば、ライバルは市場の中で競合潰しよりも自立成長することを志向しがちです。

小さい市場でシェアを食い合うような環境であれば、潰し合いがより熾烈になります。

生まれたてのベンチャー企業には小さな市場は厳しい。

大きな市場で戦えば、スタートアップ企業も小さな失敗ができ、利益を伸ばす時間があるとセコイアは述べています。

A market on the path to a $1B potential allows for error and time for real margins to develop.

③ 優良な顧客

変化への対応が素早く、ユニークな商品やサービスにお金を支払ってくれる顧客をターゲットにするビジネスが望ましい。

④ 集中

顧客が買うものは、1つの価値を提供してくれるシンプルな製品だけです。

あれもこれもと顧客に与えようとしてはいけないということでしょうか。

「これを使えば、お客さんは、あれもできてこれもできる。いいでしょう!」という考え方はダメだということです。

こうした考え方はよくありがちな気がしますので、注意が必要ですね。

⑤ 不便をなくす(Pain Killers)

“Pain”は、痛みだけでなく、面倒くさいことという意味もあります。

顧客の重大な不便を解消すれば、それは非常に「魅力的なソリューション」として顧客に喜ばれることになります。

そのベンチャー企業のビジネスは、暮らしの中でどのように不便を解消するものなのか。

⑥ 違ったものの見方(Think differently)

誰もがやろうとしていることをしている会社ではダメです。

以下のような考えができる会社であるべき。

  • 常識にとらわれず、常に挑戦する。
  • 逆の道を歩む。
  • 斬新なソリューションを生み出す。
  • 競合他社を出し抜く。

チャーリー・マンガーもこう述べています。

みなの真似をしていたら、平凡から抜け出すことはできない。

(デビッド・クラーク『マンガーの投資術』(日経BP社、2017年)43ページ)

⑦ チームDNA

セコイア曰く、「会社のDNAは最初の90日で決まる」。

A company’s DNA is set in the first 90 days.

それゆえ、セコイアは、最初の数人の採用は賢明であるべきと言っています。

ベンチャー企業を見極めるとしたら、設立当初のメンバーがどのような人達を見る必要があるでしょう。

⑧ 迅速さ

スピードが既存企業を打ち負かす。

弱いベンチャー企業は、スピードを武器にしなければいけません。

動きの遅いベンチャー企業には転職してはいけない。

孫子の兵法でも「兵は拙速を尊ぶ(たっとぶ)」とされています。

これは、「作戦を練るのに時間をかけるよりも、少々まずい作戦でもすばやく行動して勝利を得ることが大切である」という意味です。

兵は拙速を尊ぶ(へいはせっそくをたっとぶ)の意味 – goo国語辞書

⑨ レジリエンス

レジリエンス(Resilience)とは、失敗等からの立ち直りを意味します。

うまくいかないことがあっても、すぐに立ち直るしなやかな力を持った企業がいい。

ベンチャー企業を選ぶときは、その会社でどんな失敗が過去にあったのか、どうやって立ち直ったのかを聞くとよさそうです。

⑩ 倹約

無駄遣いをする会社はいけません。

Frugality(倹約)は、アマゾンの世界共通の14項目の信条(Our Leadership Principles)にも含まれています。

Frugality
私たちはより少ないリソースでより多くのことを実現します。倹約の精神は創意工夫、自立心、発明を育む源になります。スタッフの人数、予算、固定費は多ければよいというものではありません。

Amazon.co.jp: 求める人物像

ベンチャー企業の最高レベルの成功例であるアマゾンは、創業当初は、ドア用の木材で作られた机を使うなど、かなりの倹約文化だったとか。

アマゾンは今でも出張の飛行機はエコノミークラスなのだそうです。

多くの投資家から出資を得て、利益も得られず豪華なオフィスで資本を食いつぶすスタートアップ企業もあります。

そんな企業は選んではいけません。

たとえば、こんな会社。

⑪ 小さな一歩から始める

少ない資金ではあれこれできません。

規律と集中力をもって取り組む企業が有望なスタートアップです。

3 スタートアップ転職で後悔しないためにはセコイアの知見を大いに活用せよ

「ベンチャー企業に行きたい」と思う人ほど、会社を慎重に選ぶべきです。 

なぜか?

ベンチャー企業は脆いからです。

言い換えれば倒産しやすい。

不安定です。

多くのスタートアップは失敗する。

Most startups fail.

Sequoia – Elements of Enduring Companies

セコイアも記事冒頭でこう説明しています。

スタートアップの多くが失敗するということは、ベンチャーキャピタルにとっても出資先が破綻することも多く、失敗する確率は高いということです。

しかし、失敗する企業ばかりに投資してれば、投資結果も芳しいものになりません。

それゆえ、セコイアはどうやって良いスタートアップを選ぶべきかを考えているのです。

ではここで問いかけです。

以下どちらの方が慎重にベンチャー企業(投資先/転職先)を選ぶべきでしょうか?

  • 世界的なベンチャーキャピタルであるセコイア
  • 1人の会社員である自分

私は、1人の会社員である自分の転職先の方が慎重であるべきだと思います。

なぜか?

何百億円とか投資するベンチャーキャピタルの方が慎重であるべきではないのか?

投資会社は、分散投資ができます。

個人は、集中投資しかできません。1社に時間・労力を費やすことになるのです。

ベンチャーキャピタルは、何十社や何百社に分散投資します。90%の出資が失敗しても、10%の投資先が大成功すれば元が取れます。

個人の転職ではそんな分散はできないのです。

1社に賭けて、失敗すればそれで終わりです。

「なんとなく」の転職に厳しい目を向けるのは、大企業転職ではなく、ベンチャー企業転職です。

転職で有名企業を選んで虎の威(会社ブランド)を借りる狐になるで述べた通り、大企業なら入れば、その会社の肩書が得られます。

会社もそう簡単に潰れません。

嫌になれば転職もしやすい。

無名ベンチャー企業が潰れたらそれまでです。

「元○○社」と言っても転職に有利にはなりません。

ベンチャー企業転職は、応募先を厳選すべきなのです。

「無名ベンチャー企業に行っちゃだめです。20年前のグーグルみたいなところを狙うんです」とエゴンゼンダーに面談に行って受けたアドバイスを嚙み締めるべき。

4 転職先となる有望ベンチャー企業を探すには

成功する有望ベンチャー企業は少ないです。

多くのスタートアップは失敗する。

Most startups fail.

Sequoia – Elements of Enduring Companies

求人情報の来る多くのベンチャーはうまくいかないということをまず認識しなければなりません。

ベンチャー企業に行きたいのであれば、ほとんどのベンチャー企業の求人情報は見送るという態度が重要です。

転職で求人情報の大半にはノーと言うのが合理的

前記で紹介したセコイアの11個の「生き残るベンチャー企業の特徴」をヒントに、求人情報を出しているベンチャー企業を精査すれば、多くが応募するまでもなく見送りになるはずです。

したがって、ベンチャー企業に転職するには、数多くのベンチャー企業の求人情報を集める必要があります。

多くを比較することで、優良ベンチャーが浮かび上がります。

そのためには多くの転職エージェントに合い、たくさんの求人情報を得ましょう。

ベンチャー企業は上場しておらず、会社情報も乏しいです。

転職エージェントから情報を聞き出す重要性は高いと言えます。

(1) ベンチャー企業転職にも | 転職エージェント総まとめ

転職エージェント選びは、転職エージェント総まとめ | 34社相談体験に基づく評価を参考にしていただけたらと思います。

(2) ビズリーチとキャリアカーバー

ベンチャー企業転職の場合は、ビズリーチやキャリアカーバーに登録することをおすすめします。

ビズリーチもキャリアカーバーも似たような転職サイトです。

どちらも登録すれば、多くの転職エージェントや企業から声がかかります。

ベンチャー企業から直接声がかかることもありますし、ベンチャー企業転職に強い転職エージェントに出会えることもあります。

現に私は、ベンチャー企業ばかりを扱っている転職エージェントと電話面談をしたことがあります。

ビズリーチから声がかかったエージェントでした。 

ビズリーチのポイント

  • 登録は無料
  • エグゼクティブサーチ含めたくさんの転職エージェントから声がかかって効率的
  • 高額案件を見つけやすい 

リクルートのハイクラス転職サービス【CAREERCARVER(キャリアカーバー)】

 ▼無料登録(公式サイト)はこちら 

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本記事は、世界的ベンチャーキャピタルであるセコイアのスタートアップ選別についてのヒントをもとにした転職先となるベンチャー企業選びについてのものでした。

ベンチャー企業転職は失敗しやすいだけに、本記事のヒントを参考にすれば失敗確率を下げられるはずです。

関連記事として、ベンチャー企業転職の心構えを説いたベンチャー転職で失敗も後悔もしないための注意点もあります。

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