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他人から学ぶのは最高によい勉強法【成功の秘訣】

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他人の生き様は成功のための抜群に優れた教科書

よりよく学ぶには良い学習素材が必要です。

人であれば、他人の人生が非常によい学習素材になります。

 

現実に知り合いでなくても、一流の他人の生き様を知って学ぶことは可能です。

 

書籍、動画等で多くの情報が手に入ります。 

現代人の特権です。古今東西の優れた人の成功と失敗から多くを学びましょう。

 

自分のことしか気にかけない人よりもはるかに多くが得られるはずです。

 

(2020年9月23日改訂)

 

 

1 他人から学べば自分1人の人生で多くの人の人生分を勉強できる

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他人の失敗から学びなさい。あなたは全ての失敗ができるほど長くは生きられないのだから。

―エレノア・ルーズベルト

アメリカ合衆国第32代大統領フランクリン・ルーズベルトの妻(ファーストレディ)の名言です。

 

自分で失敗して学んでも、それでは十分な種類の失敗と克服をする時間が人生にはないということです。

 

そして、失敗だけでなく、当然成功例であっても他人から学ぶことはできます。

 

2 成功したビジネスマンは他人から多いに学んでいる

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本ブログで頻出のウォーレン・バフェット、チャーリー・マンガー、ビル・ゲイツ(写真左から順に)の言葉を紹介します。 

彼らは大成功したビジネスマンであり、いずれも大勉強家です。そして、他人から学ぶ重要性を説いています。

 

(1) ビル・ゲイツは称賛する他人から「何か」を見つける
qz.com

自分が一番学びを得るタイミングは、何かについて、聞いたとき、読んだときというのが多いですが、もう一つは、自分が称賛している人から「何か」を見つけることもあります。

 

投資家のウォーレン・バフェットが、私にとって素晴らしいロールモデルなのは、彼が会社の評価額についてだけではなく、自身の人生を通して、良い事例を提供したり、教えたりすることをきちんと考えているからですね。

 

そして、彼は88歳になっても、自分の仕事を愛していますね。今も、週6日は働いていますよね。だからこそ、事例というのが、重要なのです。

2019年、ビル・ゲイツがQuartzだけに語った、読書、教育、経済のこと — Quartz

  

ビル・ゲイツがここで語っている学びのタイミングは以下3つです。

  • 聞いたとき
  • 読んだとき
  • 自分が称賛している人から「何か」を見つけるとき

 

称賛する他人から学びを得ているということです。

 

例としてウォーレン・バフェットをあげています。 

www.career-rule.com

 

そのバフェットも他人から学ぶ重要性を説いています。 

 

(2) バフェット「他人から学べば自分で何かを発明する必要はない」

buffett.cnbc.com

他人から学ぶことは多いと思います。実際、他人から合理的に学べば、新しいアイデアを得たり、自分で多くのことをする必要はないと思います。目についたベストのものをそのまま応用すればいいのです。

Buffett: And in my own case, I mean, talk about your parents having influences, you know, my parents had an enormous influence.

So, I think you can learn a lot from other people. In fact, I think, if you learn reasonably well from other people, you don’t have to get any new ideas or do much on your own. You can just apply the best of what you see.

(バークシャー・ハサウェイ年次総会1995年)

Afternoon Session - 1995 Berkshire Hathaway Annual Meeting

 

バフェットがこの発言であげた具体的な「他人」は、バフェットの投資の師匠であるベンジャミン・グレアム、バフェットが投資手法で参考にしたフィリップ・フィッシャーです。

 

また、バフェットは、「ミセスB」ことローズ・ブラムキンこそが大いに学ぶべき成功者の例だと説いています。ミセスBは、ロシアからの移民で、家具チェーンをアメリカで大成功させた人物です。

バフェットが言うには、ビジネススクールではこうした優れた経営者のことを学ぶべきであるが、そうした教育はなされていないとコメントしています。

 

ゲイツもバフェットも、自分が直接知っている人を学習素材として挙げています。

 

しかし、バフェットはフィッシャーから直接学んだことはなく、フィッシャーの著作を読んで影響を受けています。

 

著作を読んで他人にならうことは大いに役に立ちます。

 

3 他人の失敗から学べ

前記1で引用したエレノア・ルーズベルトの名言は、「他人の失敗」を学ぶことの重要性でした。

誰も自分で積極的に失敗は誰もしたくないでしょう。

 

ウォーレン・バフェットも同じ趣旨のコメントをしています。

他人の失敗から学ぶのが一番いい。

"the best thing to do is learn from other guys’ mistakes"

Afternoon Session - 1997 Berkshire Hathaway Annual Meeting) 

バフェットは、ジョークで以下のパットン将軍のセリフを引用していました。

祖国のために死ぬのは名誉なことだ。他者が名誉を得られるようにせよ。

 “It’s an honor to die for your country. Make sure the other guy gets the honor”

ージョージ・パットン

  

4 他人から学ぶには伝記を読め

Poor Charlie's Almanack: The Wit and Wisdom of Charles T. Munger Expanded Third Edition

バフェットの60年来のビジネスパートナーであるチャーリー・マンガーは、他人から学ぶ方法を端的に教えてくれています。

 

それは、伝記を読むということです。

 

マンガーは、「伝記は驚くべき経験を与えてくれ、読者の知識の幅を広げ、友人の質を高めさえするかもしれない」とコメントしています(ダニエル・ペコー=コーリー・レン『バフェットとマンガーによる株主総会実況中継 バークシャー・ハサウェイから投資に必要な知恵のすべてを学んだ』(パンローリング、2020年6月)68ページ)。

 

そして、マンガーは、さらに伝記を読むことの効能を説いています。

私自身、伝記マニアです。偉大な概念を教えようとするときには、その偉大な概念をそれを開発した人々の人生や人格と結びつけるのに役立つと思います。アダム・スミスを友達にした方がよりよく経済学を学べると思います。著名な故人の中に友達を作るというのは変な話ですが、正しい考えを持った著名な故人と友達になって人生を歩めば、人生においても、教育においても、より良い効果が得られると思います。基本的な概念だけを教えるよりもずっといいと思います。

 “I am a biography nut myself.  And I think when you’re trying to teach the great concepts that work, it helps to tie them into the lives and personalities of the people who developed them.  I think you learn economics better if you make Adam Smith your friend.  That sounds funny, making friends among ‘the eminent dead,’ but if you go through life making friends with the eminent dead who had the right ideas, I think it will work better for you in life and work better in education.  It’s way better than just giving the basic concepts.”

Poor Charlie's Almanack: The Wit and Wisdom of Charles T. Munger Expanded Third Edition 23ページ)

  

何かあることを学びたいと思ったのであれば、その道の一流の人物の人生を知るのが非常に役に立つということです。

 

その道のプロを知りましょう。

 

なんと!チャーリー・マンガーも「この人の伝記がおすすめ」と推薦している伝記の人である、ハーバート・サイモン(後述)も、ビジネスを学ぶのに伝記がよい、と自伝にて言及しています。

以下下線部です。

ビジネススクール(GSIAを含む)は経営やリーダーシップの教育をしないと非難されることがある。こうした教育が行なわれていない主な理由は、そういう名のテーマのもとで何をどうやって教育すればいいかわからないという点にある、と私は思う。単に可能性を言っているだけだが、たとえば際だって優れた経営者の経営のしかたや行動を伝記などを使って勉強するところから始めることもできるかも知れない。この方法はあまり解析的ではないが、なにか良いところもあるだろう

(ハーバート・A・サイモン『学者人生のモデル』(岩波書店、1998年)221ページ)

ビジネススクールでは、優れた経営者について学べ!とはバフェットも述べていたことです。

 

5 おすすめの伝記

自分の興味ある人物の伝記を読むのが一番です。

「思い浮かばない!」という人のためにおすすめをいくつか紹介します。

(1) ウォーレン・バフェットのドキュメンタリー番組「ウォーレン・バフェット氏になる」

ウォーレン・バフェット氏になる (字幕版)

ウォーレン・バフェット氏になる (字幕版)

これは、動画です。アマゾンで見れます。安い。

バフェットのことをあまり知らない人にとっては本よりも動画の方が見やすく、とっつきやすいと思います。

このドキュメンタリーでバフェットの衝撃の朝食も明らかにされました。自分で車を毎朝運転してオフィスに向かう途中にドライブスルーで朝マックを買うそうです。1個だけ。300円くらい。

 

(2) ウォーレン・バフェットの伝記『スノー・ボール』

文庫・スノーボール ウォーレン・バフェット伝 (改訂新版)〈上・中・下 合本版〉 (日本経済新聞出版)

文庫・スノーボール ウォーレン・バフェット伝 (改訂新版)〈上・中・下 合本版〉 (日本経済新聞出版)

よりよい人生を送りたい人、ビジネスや投資に成功したい人、よい金持ちになりたい人は必読の伝記です。

ハードカバー版と文庫版がありますが、文庫版は改訂新版で新しいので、文庫版の方を読みましょう。

 

(3) ハーバート・A・サイモンの自伝『学者人生のモデル』

学者人生のモデル

ハーバート・A・サイモン『学者人生のモデル』(岩波書店、1998年)

(原題:Models of My Life (MIT Press) (The MIT Press) by Herbert A Simon)

 

チャーリー・マンガーのおすすめ。

 

このサイモンさんは、ただものではありません。

 

心理学者でノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンからは、以下の通り紹介されています。

サイモンは、意志決定の研究に関して敵味方を問わず万人から開祖と認められ英雄視されている、おそらく唯一の学者である*。

*サイモンは、20世紀の知の巨匠である。彼は20代のときに組織における意思決定論を執筆し、これはすでに古典となっている。サイモンの数多い業績はそればかりではなく、人工知能分野の創設者の1人であり、認知科学の重鎮であり、科学的発見プロセスで多大な影響力を持つ研究者であり、行動経済学の先駆者である。そして、ほんのおまけでノーベル経済学賞を受賞した

(ダニエル・カーネマン『ファスト&スロー (下)』(早川書房、2012年11月)12ページ)

  

ノーベル経済学賞は「ほんのおまけ」といえるくらいの超大物の学者です。

ビジネスマンであるマンガーにとっても大いに学ぶところのある人物であるということですね。

 

(4) ロックフェラーの伝記『タイタン』

タイタン 上

ロン・チャーナウ『タイタン 上』(日経BP、2000年)

(原題:Titan: The Life of John D. Rockefeller, Sr. (English Edition) by Ron Chernow)

 

これもチャーリー・マンガーおすすめ。

アメリカの伝説的実業家の伝記です。

 

(5) ナイキ創業者フィル・ナイトの自伝『SHOE DOG』

SHOE DOG(シュードッグ)―靴にすべてを。

フィル・ナイト『SHOE DOG(シュードッグ)―靴にすべてを。 』(東洋経済新報社、2017年)

(原題:Shoe Dog: A Memoir by the Creator of NIKE)

 

創業者が書いたナイキの創業物語。

 

ウォーレン・バフェットがおすすめしていました。

昨年(2015年)に読んだ本の一番は、ナイキのフィル・ナイトの『シュードッグ』です。フィルは、非常に賢く、知性的、競争であり、天性のストーリーテラーでもあります。

The best book I read last year was Shoe Dog, by Nike’s Phil Knight. Phil is a very wise, intelligent and competitive fellow who is also a gifted storyteller. 

(株主への手紙2016年、27ページ)

 

(6) 本多静六の自伝『私の財産告白』

私の財産告白

 本多静六『私の財産告白』(実業之日本社、新装版、2005年)

 

本多静六は、1866年に生まれで苦学して東京山林学校(現 東大農学部)に入学し、首席で卒業してその後教授となりました。

本多静六がすごいのは、倹約と投資によって巨万の富を築いたこと、そして、教授を定年退職する際に資産のほとんどを寄付し、質素な余生を送ったことです。

道楽を仕事にすることが人生で一番幸せな人生であるととき、多くの著作を残しました。

 

*****

 

いかがでしょうか。

 

何事かに成功しようとするのであれば、自分のことばかり考えて生きていてはいけません。「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られてしまいます。

 

他人の人生から多くを学びましょう。

 

勉強をしたいが何をしていいかわからない。そんな人は誰か興味ある人の伝記を読むのがよい勉強です。 

 

一流の人の伝記を読み、その人と「友達」になってより確かな学びを得れば現実世界でも役に立ってよりよい自分の人生を歩めるようになるはずです。

 

 ▼勉強はビジネスパーソンの必須スキル

www.career-rule.com