転職キャリアルール

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仕事が辛くて行きたくないなら転職して幸せになりなさい

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辛い仕事で無理する必要はなく転職を検討すべき

今、仕事がとても辛い人はそのまま続けてよいことがあるのでしょうか。

きつい仕事を続ける理由が良くないものであるならば辞めるべきです。

 

ブラック企業に居続けてしまうのは人の心理の不合理性のあらわれです。 

www.career-rule.com

 

本記事もジェフリー・フェファー『ブラック職場があなたを殺す』(日本経済新聞出版社、2019年4月)の第6章「なぜ悪しき職場を辞められないのか」を引用しながら書きました。

 

(2020年3月28日改訂)

1 ブラック企業勤務は報われない

ブラック企業にいるストレスで壊れそうな人はやがてどうなるのでしょうか。

そのがんばりは報われるのでしょうか。 

悪しき職場に人々をとどまらせるさまざまな心理作用を紹介してきたが、それでも最後は多くの人が辞めていく。実際、本書の調査で取材した人たちは、ほぼ全員が辞めていた。

無理した先に幸せは待ち受けてないことが多いようです。 

 

そして、辞めるときはどのようなときか。

フェファー教授の上げる3つの条件。 

辞めるのは、基本的には次の三つの条件のいずれかに該当したときである。

  1. 決心を急がせるような出来事、ラクダの背を折る一本のわらに相当する何かが起きたとき
  2. 家族、あるいは近しい友人が、退職を妨げている心理的要因を取り除くのに手を貸してくれるとき
  3. 心か身体がほんとうに深刻な病気になって、会社へ行くことが物理的に不可能になったとき

 

何かきっかけがないと辞められないんですね。

自発的に辞められればいいのですが。

上記3の理由は最悪で、せめて第二のパターンで辞めれれればいいのになあと思います。 

辞めない(辞められない)理由をあれこれ拵え上げていた人も、結局は辞める。ただ、多くの犠牲を払ってから、中には取り返しのつかない犠牲を払ってから辞める人があまりに多い。

 誰も仕事くらいで多大な犠牲を払う必要はないのですが、自分のことをおろそかにしてしまっている人が多いのだと思います。

 

無理しながら働いて虚勢を張っていると、周りからは大変なストレスを抱えていることを理解してもらえません。

「仕事でストレスがあるのは当たり前。大きなストレスがある人もいて当然」というのが仕事に対する多くの考えです。自分のことは自分で注意して見守らなければならないのです。

 

2 ブラック企業にいる人はどうすればいいのか

フェファー教授からの4つのアドバイスを紹介します。

自分の行動を正当化すべくあれやこれやと理屈をつけようとする(このこと自体は必ずしも悪いことではないが)能力というものは膨大である。そのうえ、苛酷な職場でやる気満々らしい同僚に囲まれ、異常が正常になる文化にどっぷり浸かったら、辞めるのはますますむずかしくなる。身体を壊し、心を壊し、家庭も破壊したと本人が自覚していてさえ、なかなかやめられない。

「そんな職場辞めなよ」とアドバイスを受けても、「それはそうだけど」とつらつらと正当化理由をあげつらってなぜか辞めない人が多いのです。

こういう人は本当に多いです。他人に対しては「ブラック企業は辞めた方がいいよ」と勧めるが、自分がブラック企業にいてもなかなか辞めようとしない。

手遅れにならないようにしないといけません。だらだら辛い職場で働き続けても生産性は上がらず、自己成長もありません。

フェファー教授のアドバイスを見てみましょう。

 

ここで、いくつか現実的なアドバイスをしたい。

 

① まともな人と話すべし

第一に、私たちは他人に影響を受けるものであるから、まともな時間に働き家族や友人といい関係を築いている人と知り合い、できれば友達になって、いろいろ話を聞くのがよい。きっと、あなたがよりよい決断をする助けになるだろう。

ブラック業界人同士で傷をなめあって異常状態を確認しあってはだめです。

 

② くだらないプライドは捨て、現状で最高の対応をする

第二は、自分のプライドにこだわるのをやめることだ。仕事の選択だって、他の選択と同じようにミスをすると認めよう。まちがったと認めたら、それを正せばよい。

今の自分の置かれた環境で何をするのが最善なのか考えるべきです。

 

他人を気にかけるより、自分がどう思うかを大事にしましょう。

ローマ帝国の五賢帝のひとり、「哲人皇帝」マルクス・アウレリウス・アントニヌスは、こう言っています。

他人の心にいま何が起こっているか、それを知らぬゆえ不幸だという人間など、おいそれと見つかるものではない。それに反し、自分の心の動きにたえず注意を向けぬ輩は、不幸な人間であることを決して免れない。

マルクス・アウレリウス「自省録」 (講談社学術文庫)28ページ

 

他人の目を気にして自分の思いを無視するのは、不幸になる道まっしぐらです。

 

③ ブラック企業で働くことがどういうことかを理解せよ

第三に、有害な職場で働くことの影響がいかに深刻なものかを理解してほしい。調査で出会った多くの人が、職場を辞めてからも影響は容易に消えなかったと話している。

 

④ 仕事選びで健康やストレスを考えよ

……第四に、何より重要なことだが、次の仕事を選ぶときは、職場のストレス要因や健康面を重視することである。働くのはお金のためだけではないはずだ。お金では、壊れてしまった家庭や人間関係も、損なわれた心身の健康も修復できない。

健康を甘く見たらだめです。

 

健康と幸福感は大いに影響します。

ブラック職場では健康が損なわれ、結果幸福感を感じるのが難しくなります。

 

また、ストレスは、脳を変化させるという物理的に恐ろしい効果があります。

ストレスを感じる

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脳の偏桃体が反応

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脳の各所に指令を出し、ストレスホルモンを分泌

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ストレスホルモンの1つであるコルチゾールは、過多に分泌されると脳を変えてしまう

たとえば、慢性的なストレスにより、記憶に関係している「海馬」の神経細胞が破壊され、萎縮することがわかっています。こうした脳の変化は、精神的な障害とも関連が指摘されており、うつ病患者では海馬の萎縮が見られています。

(友原章典『実践 幸福学 科学はいかに「幸せ」を証明するか (NHK出版新書 612)』(NHK出版、2020年1月)86ページ)

ストレスは海馬を萎縮させます。

それが当たり前の職場で本当にいいのか。

 

また、体調は、ビジネスパーソンとしてのきちんと成果が出せるかどうかに直結します。 

どのような職種でも、長く働きつづけられるようにゆっくり仕事をする人の方が、身体をこわさないだけでなく、1年を通してみれば、仕事量も多くなるはずである。

(アダム・スミス、山岡洋一訳『国富論 国の豊かさの本質と原因についての研究(上)』(日本経済新聞出版社、2007年3月)87ページ)

 

3 ブラック企業社員は早めによく考え、行動する

ブラック企業勤務で辛い人は、上記2のアドバイスを重く受け止めるべきです。

適切な人と話し、自分の現状を分析し、行動に移しましょう。

 

転職しなくても、社内での異動で済むかもしれません。社内で相談できる人がいなければ(なかなかいないと思います)、転職エージェントに話しましょう。

 

私は人間関係で悩んで相談に行って理解してもらえました。多くの求人情報に触れられたことも慰めになりました。 

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