転職キャリアルール

現役企業内弁護士による複数回の転職体験談、おすすめの転職エージェント情報、キャリアパス形成等

司法試験不合格でも企業法務部に就職することは可能か?はい、可能です。

f:id:Brandeis:20190708221621j:plain

タイトルのとおりです。これはよく読まれる記事のようですのでリバイバル記事として再掲します。

QA式です。

 

 

Q1:本当ですか?

A1:本当です。現に私の周りには何人もいます。

 

Q2:無名企業しか就職できないんじゃないですか?

A2:そんなことはありません。むしろ大企業の方が採用余力があります。

 

Q3:条件に差をつけられて給料安くなるんじゃないですか?

A3:法科大学院卒業後、司法試験受験後20代で後半で就職した人は、新卒で入っていることがあるようですので、その分では安いといえます。ただ、会社によると思います。

 

Q4:司法試験崩れだ、とバカにされませんか?

A4:職場では全くされていません。職歴ないのに年は取っているせいで、かえって大きな顔をしています。自分より社会人経験が長い年下の人に対して先輩面ができるということです。これは心理的、精神衛生上大きいです。

 

Q5:法科大学院で学んだ知識が活きますか?

A5:そのとおりです。法学部出身の新卒よりは勉強していますので、知識面では上のはずです。もっとも、試験不合格ということは、あまり勉強していなかったのかも、と思われても仕方ありませんが、弁護士出身の厳しい人からでなければ知識不足を指摘されることはないと思います。つまり、ほとんどの企業では知識不足、勉強不足を指摘されるおそれはないはずです。

 

Q6:会社内でのキャリアパスはどうなりますか?

A6:新卒の開始年齢が遅いため、純粋新卒と同じように正社員としていろんな部署をローテーションしながら出世する、というルートはやや厳しいかもしれません。しかし、純粋新卒は会社から内定もらって法務部に配属されるのか営業に配属されるのか会社の判断次第で不安定なのに対し、司法試験受験組は新卒であっても法務が約束されたような安定した入社の仕方ができているからです。

 

Q7:ぶっちゃけ司法試験不合格で法務に入社した人ってどうですか?

A7:知られざる勝ち組です。司法試験に合格し、法律事務所で多大なストレスを抱えて仕事をした後にインハウスローヤーになった人や、新卒からずっといる人達と同じ境遇(正社員)で働けているからです。法律事務所出身の私からすると、「うまいことやったなあ」と思います。

 

Q8:なるにはどうしたらいいですか?

A7:いい会社に就職するのは非常に難しい、ということを覚悟してください。これは弁護士であっても同じです。

できることとすれば、

①複数(多数)の転職エージェントと面接して、多くの求人情報と良いエージェントの情報を集める、

②面接対策をしっかりする、だと思います。

③会社によっては英語(TOEIC)で高得点を取る、は何気に有効です。

 

Q9:将来のさらなる転職、キャリアパスはどうですか?

きちんとした経歴があるのであれば、大昔の司法試験不合格よりも直近の経歴の方が活きてきます。法務転職市場で高く評価されることは十分ありうると思っています。大企業に入り、そこで信頼されれば社費で海外ロースクールに留学するというようなルートもあるはずです。

なお、1社目で有名企業に入れなかったとしても落ち込まないでください。その会社で満足いくことも当然あります。まずはそれを狙ってほしいですが、2社目でステップアップすることだってできます。司法試験がだめで、就職でも希望先に入れなかったくらいでめげてしまうと損です。大したことではありません。

 

Q10:おすすめの転職エージェントはどこですか?

A9:若手にやさしく大手に強いということでマイナビエージェントがよいのではないでしょうか。リクルートやdodaは応募者が多く、ライバルの中に埋もれる可能性があります。

とはいえ、リクルートエージェントは外せません。情報収集も含めてぜひ登録しましょう。

 

「どこか1つの転職エージェント」と考えず、できるだけたくさんの転職エージェントと会ってみることをおすすめします。たくさんの転職エージェントに会う時間があるのであれば、それはライバルよりも有利な点です。

 

あまり玄人向けの転職エージェントに会うと嫌な目にあうかもしれませんので、私なら以下のような若手向けのやさしそうな転職エージェントに相談します。 

houmuwork.hatenablog.com