弁護士はこんな企業には転職したくない | インハウスローヤーになるのを避けるべき会社

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弁護士が企業に転職する場合に避けるべき職場はどんなところか?

私は2社企業で働いて知り合いの弁護士にも何人もインハウスローヤーがいます。

「こんな会社は嫌だ!」を考えてみました。

あくまで主観に基づくものですが、法律事務所から企業への転職、あるいは企業から別の企業への転職の参考になればと思います。

目次

給料が安い

あまり給料が安い企業は避けるべきです。

なぜ安い企業は避けるべきか?

どうしても自分の周りの弁護士と比べてしまうからです。

「あいつはあれだけもらってるのに自分は。。」と他で働いている知り合いと比較して悲しくなります。

弁護士以外でも、給料について不満も持つ人は多いです。

「安い」とは相対的な金額のことを言っています。

「どこでもインハウスになれば給料は低めですよ」とアドバイスしてきた転職エージェントは何人もいます。

しかし、これは間違っています。

給料が安い会社と高い会社はかなり違います。

インハウスローヤー(企業内弁護士)の年収相場【最新調査結果】はサンプルが少ないですが、JILAのアンケートがもとになっていますので、1つの参考になります。

新卒プロパー天国である

法務部員が何十名といて、多くが弁護士資格のない新卒入社組で占められている法務部。

そして、弁護士として入社しても特に待遇で優遇されない。

こうした職場には転職したくありません。

いるだけで「何をやってるんだろう」という気になります。

日系大企業によく見られる職場です。

安定した職場環境でボーっとしていたいという人にはおすすめです。

注意点としては、残業は意外にあるということです。

残業して長時間働く(会社にいる)のが偉いことなのである、という精神がしみついているからです。

弁護士がインハウス転職をして、「聞いたことがある日本の大企業」に中途入社すると直面しがちな職場です。

法律事務所出身の弁護士だらけである

新卒プロパーだらけは嫌ですが、10人以上ほぼ法律事務所出身の弁護士だらけの会社もあまり行きたくありません。

法律事務所が嫌で会社に入ったのに、周りを見渡せばみんな弁護士ってのも疲れます。

じゃあ、どうしたらいいのか?

新卒プロパーと弁護士の割合が1:1のところがいいのか?

割合の問題でもないような気もするので、法務部員の少ない小さな法務部がいいかなと思っています。

業務のバラエティーが乏しい

契約書だけ見ろとか、M&A専門部署とか、1つのことだけに特化した部署は避けたいです。

なぜか。

  1. 飽きる
  2. 先がない

同じことばかりやってると飽きます。

飽きない人ならいいかもしれないですが、私は飽きます。

また、得られる経験が限定的になってしまいます。

これは将来転職する際に不利です。

「これしかやっていない」ということになります。

その限られた経験が強みになればいいのですが、1つのことを特化してやっていれば専門家になれるわけでもありません。

慣れてくると惰性で業務をこなし始めがちですので、自分で自分の仕事の仕方を日々変えてパワーアップしていこうとはなかなかしません。

1つのことしかやらないのに、それについての専門性がつかないとなると、キャリアの先が思いやられます。

また、法務スキルでいうと、会社内で1つのことをやるよりも法律事務所であれこれやった方がスキルが上がります。

紛争業務でもM&Aでも、法務部員としてやるよりも法律事務所の弁護士としてかかわった方が貴重な経験が身につきます。

そういうわけで、弁護士は法律事務所からインハウス(企業)に行くと価値が下がるのです。

それゆえ、業界で生き残るための法務スキルを身につけるべく、司法修習生の就職先には法律事務所が企業よりもおすすめです。

弁護士の転職には転職エージェントの相談が有効ですが、転職エージェントには本記事で書いたような弁護士が感じる「こんな企業は嫌だ!」の感覚は少しもわかってもらえないと理解して相談するべきです。

弁護士が転職で使って役立ったおすすめ転職エージェントの比較・まとめ

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