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「成長したいからコンサルへ行きたい」だけでは、志望動機として弱いです。
「課題解決がしたい」も同じ。
今の仕事にも課題はあります。事業会社でも成長できます。
面接で詰められたときに必要なのは、きれいな言葉ではありません。
なぜ今の仕事を続けるのではなく、コンサルへ移る必要があるのか。
ここまで自分の過去とつながっていることです。
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1 志望動機は「コンサルに行きたい理由」だけでは足りない
志望動機を考えるとき、いきなり「なぜコンサルなのか」から始めると薄くなります。
コンサル業界の魅力を調べて、自分に合いそうな言葉を拾うからです。
成長できる。
経営課題を解決できる。
優秀な人と働ける。
幅広い業界を経験できる。
どれも本人にとって魅力かもしれません。
しかし、それだけでは「なぜあなたが今そこへ移るのか」が分かりません。
志望動機は業界研究の作文ではありません。
自分の仕事の続きとして説明できるかを見る。
ここから始めます。
2 最初に「なぜ辞めるか」を整理する
転職理由と志望動機を別々に作ると、面接で話が崩れます。
たとえば、転職理由では「もっと裁量を持ちたい」と言い、志望動機では「多様な業界を経験したい」と言う。
本人の中では両方本当でも、つながっていません。
まず整理するのは、今の仕事で何を経験し、何ができるようになり、その次に何をやりたくなったのかです。
現職の悪口を書く必要はありません。
むしろ、「今の会社が嫌だから」の先にコンサルを置くと弱くなります。
3 志望動機は5つに分ける
| 問い | 整理すること |
|---|---|
| なぜ今か | なぜ今のタイミングで転職を考えるのか |
| なぜコンサルか | なぜ事業会社や他職種ではなくコンサルなのか |
| なぜその領域か | 戦略・総合・IT・人事など、なぜそこなのか |
| なぜそのファームか | 他社ではなく応募先を選ぶ理由 |
| なぜ自分か | 過去の経験を入社後にどう使えるのか |
全部を長く話す必要はありません。
ただし、この5つのどこかが空白だと、そこを聞かれたときに急に一般論になります。
4 「成長したい」を志望動機の中心にしない
成長したい気持ちは否定しません。
問題は、会社側から見ると「あなたが成長したい」は採用理由ではないことです。
会社は研修サービスではありません。
成長を志望理由に入れるなら、その先まで必要です。
なぜ今の仕事では足りないのか。
コンサルで何を経験したいのか。
その経験を使って何をしたいのか。
そして、過去の自分の経験から見て、その話に現実味があるのか。
ここまでつなぎます。
5 「課題解決がしたい」もそのままでは弱い
「企業の課題を解決したい」という志望動機もよくあります。
でも営業も法務もITも経理も人事も、普通に課題を解決しています。
だから一段掘る。
たとえば、現職で一つの部署だけでは解けなかった問題がある。
自社の商品だけでは解決策が限定された。
業界や会社をまたいで似た問題を扱いたくなった。
経営側の意思決定にもっと近い位置で仕事をしたくなった。
そのような具体的な経験があれば、初めて「だからコンサル」がつながってきます。
ないなら無理に作らない。
6 未経験者は前職を否定してコンサルを持ち上げない
未経験転職で危ないのが、現職を低く見せてコンサルを高く見せる話です。
「現職ではルーティンばかりなので、もっと高度な課題解決をしたい」
こう言いたくなる気持ちは分かります。
でも、そのルーティンしか経験していないなら、「では高度な仕事で何を使えるのですか」と聞かれます。
今の仕事にも、判断、調整、分析、交渉、改善、実行はあるはずです。
前職を捨てるのではなく、前職で何を身につけ、それを次でどう使うかを説明する。
こちらの方が崩れません。
7 未経験者の志望動機例
以下は構造を説明するための架空例です。実在の人物・企業の選考事例ではありません。
弱い例
私はこれまでの営業経験を活かし、より幅広い企業の課題解決に携わりたいと考え、コンサルタントを志望しています。御社では多様な業界のプロジェクトを経験でき、成長できると考えています。
きれいですが、ほぼ誰でも書けます。
分解した例
法人営業として顧客の販売拡大を支援する中で、自社商品の提案だけでは解決できない業務プロセスや組織上の問題に直面することが増えました。自社の商品を売る立場から一度離れ、問題の整理から実行支援まで関わる仕事へ移りたいと考え、コンサルティング業界を志望しています。特にこれまで担当してきた製造業の業務理解と顧客折衝経験を、製造業向け案件で活かしたいと考えています。
この例が常に正解という意味ではありません。
違いは、本人の過去から志望理由が始まっていることです。
8 「なぜこのファームか」は社名を差し替えて確認する
志望動機を書いたら、応募先の会社名を別のファーム名に変えてみてください。
そのまま成立するなら、「なぜこのファームか」がまだできていません。
たとえば、
- グローバルに活躍したい
- 優秀な人と働きたい
- 幅広い案件を経験したい
- 社会へ大きなインパクトを与えたい
だけでは、多くの会社に使えます。
応募先について見るべきなのは、ブランドコピーではありません。
自分が応募する部門、扱っているテーマ、職位、実際の仕事内容、募集要項、公式の社員紹介などです。
そこから、自分の経験との接点を探します。
公式に確認できない案件実績や社風を、想像で志望理由に入れないでください。
9 「なぜ自分か」は自己PRをもう一度話すことではない
志望動機の最後に突然、「私の強みはコミュニケーション能力です」と足す必要はありません。
見るべきなのは、これまでの経験が応募先の仕事へどうつながるかです。
営業なら顧客折衝。
ITならシステム導入。
経理なら数字と業務プロセス。
法務なら規制、契約、交渉。
公務員なら制度、政策、調達、関係者調整。
同じ職種でも経験は人によって違います。
だから抽象的な強みではなく、実際にやった仕事から持ち込めるものを選びます。
10 転職理由と志望動機を別人にしない
転職理由では「専門性を深めたい」。
志望動機では「幅広い業界を経験したい」。
これでは方向が逆です。
もちろん、両方成立する場合もあります。
その場合は、なぜ両立するのか説明できなければいけません。
面接用の回答を質問ごとに個別暗記すると、こういうズレが出ます。
先に一本のストーリーを作り、それを質問ごとに切り分ける方が安全です。
11 職務経歴書と志望動機の内容をつなげる
志望動機だけ立派でも、職務経歴書の中身とつながっていなければ弱いです。
たとえば志望動機で「業務改革に関心がある」と言っているのに、職務経歴書のどこにも改善経験がない。
これでは後から話を足したように見えます。
逆に、職務経歴書に書いた経験から志望理由を作れば、面接でも説明しやすくなります。
職務経歴書を先に整理し、そこに書いた経験から志望理由を作ると、面接でも説明しやすくなります。
12 志望動機とケース面接を別々の人格で準備しない
ケース面接では論理的に話すのに、自分の転職理由になると急に抽象論になる人はいます。
自分のキャリアについても同じです。
事実を置く。
理由を整理する。
選択肢を比べる。
結論を出す。
その順番で考える。
ケース面接対策を始めている人は、コンサル転職のケース面接対策|未経験者が押さえる解き方・例題・練習方法も確認してください。
13 自分で作ると「それっぽい志望動機」になりやすい
志望動機を自分一人で何度も直していると、文章はきれいになります。
その代わり、よくある転職記事の文章に近づくことがあります。
本人は何度も読んでいるので違和感に気づきにくい。
第三者に見てもらうなら、「文章をきれいにしてください」ではなく、次を聞いた方がいいです。
- なぜコンサルなのかが自分の経歴からつながっているか
- なぜこのファームなのかが他社にも使える内容になっていないか
- 面接で掘られたときに説明できない部分がないか
- 前職を必要以上に否定していないか
- 自分の経験を盛っていないか
MyVisionの公式ページでは、コンサル転職の志望動機の作成について無料で相談できる窓口を案内しており、面接対策やケース面接対策も扱っています。
面接用の模範回答をもらうのではなく、自分の経歴から作った志望動機の穴を見てもらってください。
MyVisionの無料相談の入口です。経歴と応募先を伝え、選考対策について確認できます。
サービス自体の向き不向きを先に確認したい場合は、MyVisionの評判・口コミを検証した記事を確認してください。
14 実体験は「正解」として使わない
コンサル転職では、人によって経歴も応募先も違います。
誰か一人の成功例を、そのまま自分の志望動機へ移植しても意味がありません。
転職キャリアルールでは、実際に未経験からコンサル転職へ挑戦した体験も公開しています。

体験談は、成功テンプレートではなく「実際にはどう考え、どこで詰まるのか」を見る材料として使ってください。
15 コンサル転職の志望動機でやらないこと
- 「成長したい」だけで終える
- 「課題解決したい」だけで終える
- 現職の悪口を志望動機にする
- コンサルを必要以上に持ち上げる
- やっていない経験を追加する
- 公式に確認できない会社の特徴を書く
- 他社名へ変えても成立する志望理由にする
- ネットの例文を暗記する
- 面接で説明できない言葉を入れる
志望動機は作文コンテストではありません。
聞き返されても崩れないか。
そこまで確認してください。
16 FAQ
コンサル転職では志望動機を何文字で作ればいいですか?
文字数から作らないでください。応募フォーム等に指定があれば従います。指定がない場合は、まず「なぜ今・なぜコンサル・なぜそのファーム・何を持ち込めるか」を説明できる状態を作り、その後で必要な長さへ削ります。
「成長したい」は言わない方がいいですか?
言ってはいけないわけではありません。ただし、それだけでは本人側のメリットしかありません。なぜその成長が必要なのか、過去の経験とどうつながるのか、その経験を応募先でどう使うのかまで説明してください。
志望動機はファームごとに全部変えるべきですか?
「なぜ今転職するのか」「なぜコンサルなのか」という自分側の事実まで毎回変える必要はありません。「なぜそのファームなのか」は応募先ごとに確認します。
未経験でも志望動機を作れますか?
作れます。むしろ未経験者は、コンサル経験がないからこそ、今までの仕事で何を経験し、なぜ次にコンサルを選ぶのかをつなぐ必要があります。コンサル用語を足すのではなく、前職の経験を具体的にしてください。
例文をそのまま使ってもいいですか?
おすすめしません。経歴が違う以上、深掘りされたところで合わなくなります。例文は文章をコピーするためではなく、何をどの順番で説明するかを見る材料として使ってください。
17 まとめ
コンサル転職の志望動機は、難しい言葉を使う必要はありません。
なぜ今なのか。
なぜコンサルなのか。
なぜその領域なのか。
なぜそのファームなのか。
自分は何を持ち込めるのか。
この順番で、自分の過去とつなぐ。
社名を別会社へ変えても成立する文章なら、まだ「なぜその会社か」が弱い。
面接で聞き返されて説明できないなら、文章を盛りすぎています。
相談先から見直す場合は、コンサル転職エージェントおすすめ5社比較へ戻って、自分の経歴に合うサービスを確認してください。
MyVisionの無料相談で、コンサル転職の選考対策について確認できます。