コンサル転職の職務経歴書の書き方|未経験・経験者別の記載例とNG例

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職務経歴書に「法人営業」「業務改善」「プロジェクト管理」と仕事の名前だけ並べても、コンサル転職では何をしてきた人なのか分かりません。

もっとまずいのは、コンサルへ行きたいからといって、普通の仕事を無理やり「戦略立案」「課題解決」「PMO」に変換することです。

やっていないことまでコンサルっぽく書く必要はありません。

書くべきなのは、何が問題だったか、自分は何を任され、どう動き、何が変わったかです。

この4つまで分ければ、営業でも法務でも経理でもITでも、経歴はかなり読みやすくなります。

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目次

1 コンサル転職の職務経歴書は「業務一覧」にしない

職務経歴書でよくあるのが、担当業務をそのまま並べたものです。

  • 法人営業
  • 顧客折衝
  • 新規開拓
  • 社内調整
  • 業務改善

これでは、仕事の種類しか分かりません。

同じ法人営業でも、既存顧客の受注処理をしていた人と、複数部署を巻き込んで新しい販売方法を作った人では経験がまったく違います。

職務経歴書で必要なのは、肩書きを大きく見せることではありません。

仕事の中身を、初めて読む人でも判断できるところまで分解することです。

2 まず「課題・役割・行動・成果」の4つに分ける

一つの経験を書くときは、いきなり文章にしない方がいいです。

先に次の4つへ分けます。

項目 書く内容
課題 何がうまくいっていなかったか
役割 自分は何を任されていたか
行動 自分が実際に何をしたか
成果 その結果、何が変わったか

この4つを分けるだけで、「会社がやったこと」と「自分がやったこと」を混ぜにくくなります。

コンサル転職だから特殊なテンプレートが必要なのではありません。

まず、自分の仕事を他人が読める状態にしてください。

3 未経験者は「コンサルっぽい言葉」に翻訳しすぎない

未経験からコンサルへ行こうとすると、自分の経歴が弱く見えます。

そこでやりがちなのが、言葉だけをコンサルに寄せることです。

たとえば、会議の日程調整や進捗確認をしただけなのに「PMO経験」と書く。

既存業務の手順を少し変えただけなのに「業務改革を主導」と書く。

これはやめた方がいい。

面接で掘られれば、すぐに苦しくなります。

やるべきなのは逆です。

実際にやったことを細かくする。

たとえば「社内調整」なら、誰と誰の意見が割れていて、自分がどの情報を集め、どう整理し、どこまで合意を作ったのか。

そこまで書けば、変な横文字を足さなくても仕事の難しさは伝わります。

4 未経験者の記載例

以下は書き方を説明するための架空例です。実在の人物・企業の経歴ではありません。

弱い例

法人営業として顧客対応、新規提案、社内調整を担当。顧客ニーズを把握し、売上拡大に貢献。

何をしたのか、ほとんど分かりません。

分解した例

既存顧客向けサービスの利用率が伸びていない状況で、営業担当として顧客ヒアリングを実施。利用部門ごとに停止理由を整理し、営業・カスタマーサポート・商品企画と改善案を検討した。顧客への説明資料と導入手順を見直し、利用再開につなげた。

この例で重要なのは「コンサルっぽさ」ではありません。

課題、本人の役割、関係者、行動、結果が見えることです。

5 経験者はプロジェクト名だけ並べない

コンサル経験者には逆の問題があります。

案件名がそれっぽいので、それだけで伝わると思ってしまう。

  • 全社DX戦略策定
  • 業務改革支援
  • 新規事業戦略
  • PMI支援

ファーム名と案件名を並べても、「その案件で本人が何をしたか」が抜ければ弱いです。

マネージャーが設計した分析を担当したのか。

自分で論点を切ったのか。

クライアントの部長クラスと議論したのか。

メンバーを何人見ていたのか。

提案だけでなく実行まで入ったのか。

同じ案件でも、ここで経験価値はかなり変わります。

6 経験者は「案件・役割・自分の成果」を切り離す

コンサル経験者は、一案件ごとに最低でも次を分けて書きます。

  • クライアントの業界
  • 案件の目的
  • 期間
  • 自分の職位
  • チーム規模
  • 自分の担当
  • 自分が作ったアウトプット
  • クライアントとの接点
  • 結果

守秘義務がある案件なら、顧客名や機密数字を書く必要はありません。

「大手製造業」「国内金融機関」「グローバル消費財企業」程度にぼかしても、仕事内容は説明できます。

機密情報を出さないことと、経歴を薄くすることは別です。

7 数字は入れればいいわけではない

職務経歴書のアドバイスでは、すぐに「数字を入れましょう」と言われます。

数字があるなら入れた方が分かりやすい。

ただし、数字がないからといって成果がないわけではありません。

売上、利益、工数、処理時間、件数などを測っていた仕事なら数字を使う。

一方、経営会議での意思決定、契約リスクの整理、新制度導入、複数部門間の合意形成のように、単純な金額へ落としにくい仕事もあります。

その場合に無理やり「30%改善」などと作るのが一番まずい。

測っていない数字は書かない。

代わりに、何ができるようになったのかを書いてください。

8 職務要約は会社紹介ではなく「自分が何者か」を書く

冒頭の職務要約で会社の説明を長々と書く必要はありません。

採用するのは会社ではなく、あなたです。

職務要約では、最低限次が分かればいい。

  • 何年くらい働いてきたか
  • 主な職種・専門領域
  • どんな課題を扱ってきたか
  • どの程度の責任を持ってきたか

たとえば、「大手企業で営業を経験」だけでは薄い。

「法人営業として製造業顧客を担当し、既存顧客の利用拡大、新規提案、社内の商品・運用部門を巻き込んだ導入支援を経験」の方が、次を読みやすくなります。

ただし、ここでも架空の実績を足さない。

9 職務経歴書を応募先ごとに全部作り直す必要はない

応募するファームが変わるたびに、職務経歴書をゼロから作り直す必要はありません。

経歴そのものは変わらないからです。

変えるとしたら、どの経験を上に置くか、どこを厚く書くかです。

ITコンサルを受けるならシステム導入や業務プロセス改善を前に出す。

戦略寄りなら、経営課題の整理、市場分析、事業企画など、本当に経験した材料を前へ出す。

人事コンサルなら組織・制度・人材関連の経験を前にする。

ない経験を足すのではなく、持っている経験の順番を変える。

この方が崩れません。

10 職務経歴書とケース面接を別物にしない

書類を通すことだけ考えて職務経歴書を書くと、面接で苦しくなります。

書いた経験は、あとで聞かれます。

「あなたは具体的に何をしたのですか」

「なぜその方法を選んだのですか」

「一番難しかった点は何ですか」

「別の方法はなかったのですか」

こう聞かれて説明できない文章なら、盛りすぎです。

職務経歴書を書き終えたら、各経験を1〜2分で口頭説明してください。

説明していて詰まるところは、文章もだいたい曖昧です。

ケース面接の準備に進む人は、コンサル転職のケース面接対策|未経験者が押さえる解き方・例題・練習方法も続けて確認してください。

11 独学で詰まるのは「何を書くか」より「何を削るか」

職務経歴書は、足りない情報を加えるより、不要な説明を削る方が難しいです。

本人にとっては全部大事だからです。

会社説明も書きたい。

担当業務も全部書きたい。

苦労した話も書きたい。

資格も研修も書きたい。

結果、どこを読めばいいのか分からなくなります。

第三者に見てもらう意味はここにあります。

MyVision公式では、コンサル転職向けの職務経歴書の書き方指導・書類添削と、ファームごとの選考対策を案内しています。

未経験なら「コンサルらしい言葉を足してください」と頼むのではなく、自分の経験のどこを残し、どこを削るべきかを見てもらってください。

自分で書いていると、業務説明と実績の境目が分からなくなります。応募前に一度、第三者へ見せた方が早いです。

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12 コンサル転職の職務経歴書でやらないこと

  • 業務名だけ並べる
  • やっていないことをコンサル用語へ変換する
  • 会社の成果を自分の成果として書く
  • 測っていない数字を作る
  • 案件名だけで経験が伝わると思う
  • 守秘義務のある顧客名・案件名をそのまま書く
  • 応募先ごとに経歴そのものを変える
  • 面接で説明できない表現を使う

職務経歴書は、派手にするものではありません。

後から質問されても崩れないようにするものです。

13 FAQ

コンサル転職の職務経歴書は何ページがいいですか?

ページ数だけで正解を決めません。経歴年数や案件数によって必要な量は変わります。薄くするために重要な経験を消すのも、枚数を増やすために説明を水増しするのも違います。まず「課題・役割・行動・成果」が読めるかを優先してください。

未経験ならコンサル用のテンプレートを使った方がいいですか?

見た目を整えるテンプレートは使って構いません。ただし、テンプレートを埋めただけで内容が良くなるわけではありません。大事なのは、自分の仕事を他人が判断できる具体度まで分解することです。

自己PRは必要ですか?

応募先の指定に従ってください。書く場合も「論理的思考力があります」のような自己評価だけで終わらせず、それを裏付ける実際の経験につなげます。

転職エージェントに職務経歴書を直してもらうべきですか?

少なくとも、自分一人で完成だと思わない方がいいです。特に未経験転職では、今の仕事内容がファーム側からどう見えるのか本人には分かりにくい。添削を頼むなら、文章をきれいにするだけでなく、「何を残し、何を削るか」を聞いてください。

職務経歴書を書いた後は何をすればいいですか?

各経験を口頭で説明します。そのうえで、応募先ごとの志望動機、通常面接、ケース面接へ進みます。書類に書いた話と面接で話す内容が別人にならないようにしてください。

14 まとめ

コンサル転職だからといって、職務経歴書を横文字だらけにする必要はありません。

課題。

自分の役割。

自分がやったこと。

その結果。

まずこの4つを分ける。

未経験者は、普通の仕事を無理にコンサルへ変換しない。

経験者は、案件名の裏に隠れない。

そして最後に、書いた内容を自分の口で説明できるか確認してください。

説明できない文章は、面接でも使えません。

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