転職エージェントの初回面談で聞かれること|準備すべき回答と注意点

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転職エージェントの初回面談を「選考ではないから、準備はいらない」と考えるのは雑です。

企業の採用面接ではありません。ただ、担当者はここで職務経歴、希望条件、転職意欲をつかみ、どの求人を紹介するかを考えます。

必要なのは模範回答ではありません。自分が何をしてきて、なぜ転職したくて、次に何を求めているのかを短く説明できる状態です。

最低限、職務経歴、転職理由、希望職種、希望年収、転職時期、譲れない条件は整理しておいてください。

逆に、会社や上司への不満をそのまま吐き出したり、「何でもいいので転職したい」と話したりすると、自分で相談の質を下げます。

不安 判断 先に読む場所
初回面談で何を聞かれるか分からない 聞かれる項目はある程度決まっている 2 初回面談で聞かれること
転職理由をどう話すべきか迷う 不満だけで終わらせない 4 本音をどこまで話すべきか
職務経歴書が未完成 完璧でなくてもよいが、最低限は整理する 3 面談前に準備すべきこと
面談後に求人を紹介されないのが怖い 原因を分けて考える 求人を紹介されない理由を見る
どのエージェントに相談するか迷う 1社だけで判断しない 転職エージェント比較を見る

まだ相談先を決めていないなら、面談対策だけ先に考えても仕方ありません。自分の職種や希望に合う転職エージェントを絞ってから、面談準備に進んでください。

目次

1 転職エージェントの初回面談は選考ではないが重要

転職エージェントの初回面談は、企業の採用面接ではありません。

そのため、面接のように志望動機を完璧に作り込む必要はありません。

しかし、初回面談を軽く見るのは危険です。

初回面談では、転職エージェントがあなたの経歴、希望条件、転職意欲、紹介できそうな求人を確認します。

ここで情報が曖昧だと、希望と違う求人を紹介されたり、求人紹介の優先度が下がったりする可能性があります。

つまり、初回面談は選考ではありませんが、転職活動の入口として重要です。

(1) 求人紹介の質に影響する

初回面談の内容は、求人紹介の質に影響します。

転職エージェントは、あなたの話をもとに求人を探します。

希望職種、年収、勤務地、転職理由、転職時期、避けたい条件が曖昧だと、紹介される求人もずれやすくなります。

逆に、希望条件と優先順位が整理されていれば、担当者も求人を探しやすくなります。

面談は、転職エージェントに自分を正しく理解してもらう場です。

(2) 転職意欲も見られている

初回面談では、転職意欲も見られています。

今すぐ転職したいのか、よい求人があれば考えるのか、情報収集だけなのか。

ここが曖昧だと、担当者はどの程度動くべきか判断しにくくなります。

転職意欲が低いなら、無理に高く見せる必要はありません。

ただし、「何となく話を聞きたい」だけだと、求人紹介の優先度は下がりやすいです。

情報収集なら情報収集で、何を知りたいのかを伝えるべきです。

(3) 担当者との相性も確認する

初回面談は、こちらが転職エージェントを見極める場でもあります。

担当者が職務経歴をきちんと理解しようとしているか。希望条件を一方的に否定しないか。求人を押し付けてこないか。質問に具体的に答えるか。

ここを見るべきです。

担当者が冷たい、雑、上から目線だと感じる場合は、無理にその担当者にこだわる必要はありません。

転職エージェントが冷たい・塩対応だった時の対処法を見る

2 転職エージェントの初回面談で聞かれること

転職エージェントの初回面談で聞かれることは、ある程度決まっています。

事前に整理しておけば、面談で慌てにくくなります。

(1) これまでの職務経歴

まず聞かれるのは、これまでの職務経歴です。

どの会社で、どの部署にいて、何を担当し、どのような実績があるのか。

職務経歴書を送っていても、面談では口頭で補足を求められることがあります。

単に「営業をしていました」「法務を担当していました」だけでは弱いです。

担当業務、顧客、商材、取引規模、プロジェクト、関係者、成果を簡単に説明できるようにしてください。

(2) 転職理由

転職理由も必ず聞かれます。

なぜ今の会社を辞めたいのか。何を変えたいか。次の会社で何を実現したいか。

ここが曖昧だと、担当者は求人を提案しにくくなります。

不満があること自体は普通です。

ただし、「上司が嫌い」「給料が安い」「仕事がつまらない」だけで終わると、紹介先企業にも伝えにくいです。

不満を、次に求める条件へ変換して話すべきです。

(3) 希望職種・希望業界

希望職種や希望業界も聞かれます。

同じ転職でも、今の職種を続けたいか、隣接職種に移りたいか、業界を変えたいかで紹介できる求人は変わります。

希望が明確でない場合でも、「絶対に避けたい仕事」「興味がある仕事」「経験を活かせる仕事」は整理しておくべきです。

希望が曖昧なまま面談すると、担当者の都合で求人を提案されやすくなります。

(4) 希望年収

希望年収も聞かれます。

現年収、最低希望年収、できれば狙いたい年収を分けて考えてください。

「とにかく高い方がいい」では、担当者も求人を絞りにくいです。

一方で、遠慮して低く言いすぎるのも損です。

年収は、希望だけでなく、経験、市場相場、求人の難易度とセットで考えるべきです。

(5) 転職時期

いつ転職したいかも聞かれます。

すぐに転職したいのか、3か月以内なのか、半年以内なのか、よい求人があれば考えるのか。

ここを伝えることで、担当者は求人紹介の優先度や進め方を判断します。

今すぐ転職する気がない場合でも、正直に伝えて問題ありません。

ただし、その場合は「何を確認したくて相談しているのか」を明確にすべきです。

(6) 他に登録している転職サービス

他に登録している転職エージェントや転職サイトを聞かれることもあります。

これは、応募状況や二重応募を避けるためです。

複数登録していること自体は問題ありません。

むしろ、転職エージェントは複数使って比較すべきです。

転職エージェントを複数登録して比較すべき理由を見る

3 初回面談前に準備すべきこと

初回面談前に、完璧な準備は不要です。

ただし、最低限の整理は必要です。

何も準備せずに面談すると、転職エージェントに自分の希望や強みが伝わりません。

(1) 職務経歴を簡単に説明できるようにする

まず、職務経歴を簡単に説明できるようにしてください。

会社名、部署名、担当業務、実績、得意な領域を整理します。

話す時間は長すぎない方がいいです。

最初は3分程度で説明し、必要に応じて詳細を補足する形がよいです。

職務経歴書が未完成でも、担当業務と成果をメモしておけば面談は進めやすくなります。

(2) 転職理由を不満だけで終わらせない

転職理由は、不満だけで終わらせないでください。

不満は転職のきっかけになります。

しかし、転職エージェントに伝える時は、次に何を求めるのかまで話すべきです。

たとえば、「給料が安い」なら、希望年収や評価制度の何を重視するのか。「成長できない」なら、どのような経験を積みたいのか。「上司と合わない」なら、どのような環境なら力を出せるのか。

不満をそのままぶつけるより、次の希望条件へ変換した方が求人紹介につながりやすいです。

(3) 希望条件を必須と希望に分ける

希望条件は、必須条件とできれば欲しい条件に分けてください。

年収、勤務地、リモート、職種、業界、会社規模、役職、残業時間を全部必須にすると、紹介できる求人は減ります。

逆に、何でもよいと言うと、希望と違う求人を紹介されやすくなります。

面談前に、次の4つに分けておくと話しやすいです。

  • 絶対に譲れない条件
  • できれば欲しい条件
  • 妥協できる条件
  • 避けたい条件

(4) 質問したいことを用意する

初回面談では、こちらからも質問してください。

転職エージェントは求人を紹介してくれる相手ですが、こちらも担当者を見極める必要があります。

以下は聞いてよい質問です。

  • 私の経歴で紹介されやすい求人はどのあたりですか
  • 希望年収は現実的ですか
  • 今の希望条件だと求人は多いですか、少ないですか
  • 職務経歴書で直すべき点はありますか
  • この職種で転職する場合、企業は何を見ますか
  • 紹介できる求人が少ない場合、何が原因になりそうですか

この質問に具体的に答えられる担当者は、相談する価値があります。

4 転職理由や本音はどこまで話すべきか

転職エージェントには、ある程度本音を話すべきです。

ただし、何でもそのまま言えばよいわけではありません。

本音を整理せずに話すと、担当者に誤解されることがあります。

(1) 不満は話してよいが、愚痴だけにしない

今の会社への不満は、話して構いません。

給料が安い、評価に納得できない、上司と合わない、仕事がつまらない、成長できない。こうした不満は、転職理由になります。

ただし、不満だけを並べるのはやめてください。

担当者から見ると、「この人は不満ばかりで、次の会社でも同じことを言いそう」と見える可能性があります。

不満を話すなら、次に何を変えたいのかまでセットで伝えるべきです。

(2) 転職意欲は正直に伝える

転職意欲は正直に伝えてください。

今すぐ転職したいのか、よい求人があれば考えるのか、情報収集なのか。

ここをごまかすと、紹介される求人や連絡頻度がずれます。

情報収集なのに「すぐ転職したい」と言うと、応募を急かされやすくなります。

逆に、本気で転職したいのに曖昧に話すと、求人紹介の優先度が下がることがあります。

(3) 言いにくい事情も必要なら伝える

転職活動には、言いにくい事情があることもあります。

休職、短期離職、退職済み、現職との関係悪化、家庭事情、勤務地制限、年収を下げたくない理由などです。

すべてを最初から細かく話す必要はありません。

ただ、求人紹介や選考に影響する事情は、転職エージェントに伝えた方がよい場合があります。

隠したまま選考が進むと、後で苦しくなることがあります。

5 初回面談で言わない方がよいこと

初回面談は、本音を隠す場ではありません。ただし、思ったことをそのまま全部言えばよいわけでもありません。

担当者はあなたの相談相手であると同時に、企業へ候補者を紹介する立場でもあります。

特に、次のような話し方は避けるべきです。

(1) 何でもいいので転職したい

「何でもいいので転職したい」は避けるべきです。

本当に追い詰められている時は、そう言いたくなるかもしれません。

しかし、何でもよいと言うと、希望と違う求人を紹介されやすくなります。

また、担当者から見ても、企業に推薦しにくい候補者になります。

焦っていても、最低限の条件は整理してください。

(2) 会社や上司の悪口だけを言う

会社や上司への不満を話すこと自体は問題ありません。

しかし、悪口だけで終わるのは危険です。

担当者は、あなたを企業に推薦する立場です。

悪口ばかりだと、「この人を推薦して大丈夫か」と不安に思われる可能性があります。

不満は、次の職場で避けたい条件や実現したい条件に変換して話してください。

(3) 希望条件を一切変えないと言い切る

希望条件を持つことは重要です。

しかし、すべての条件を絶対に変えないと言い切ると、求人紹介の幅がかなり狭くなります。

譲れない条件と調整できる条件を分けるべきです。

年収は譲れないが勤務地は少し広げられる。職種は固定したいが業界は広げられる。リモートは希望だが週数日は出社できる。

このように、条件に優先順位をつけた方が求人を見つけやすくなります。

6 初回面談後にやるべきこと

初回面談は、話して終わりではありません。

面談後の対応で、転職活動の質が変わります。

(1) 紹介求人をすぐに確認する

面談後に求人が送られてきたら、できるだけ早めに確認してください。

興味がある求人、条件が合わない求人、判断に迷う求人を分けます。

すべてに応募する必要はありません。

むしろ、気乗りしない求人は見送るべきです。

転職エージェントに応募を急かされた時の考え方は、以下の記事で整理しています。

転職エージェントに応募を急かされた時の対処法を見る

(2) 求人が紹介されない場合は理由を聞く

面談後に求人を紹介されない場合は、理由を確認してください。

希望条件が狭いのか、職務経歴書が弱いのか、年収希望が高いのか、その転職エージェントの得意領域と合っていないのか。

原因を分けるべきです。

求人を紹介されないからといって、すぐに市場価値がないと決めつける必要はありません。

転職エージェントに求人を紹介されない理由を見る

(3) 担当者が合わなければ他社も使う

初回面談で担当者が合わないと感じたら、他社も使うべきです。

転職エージェントは会社名だけでなく、担当者との相性も大きいです。

話が通じない、希望を理解しない、求人を押し付ける、返答が曖昧、連絡が遅い。こういう担当者に当たることもあります。

1社だけで判断せず、複数の転職エージェントを比較してください。

転職エージェントを複数登録して比較すべき理由を見る

7 転職エージェントの初回面談でよくある質問

(1) 初回面談で落とされることはありますか?

企業の選考のように落とされるわけではありません。

ただし、紹介できる求人がない、希望条件が合わない、転職意欲が低いと判断されることはあります。

初回面談は選考ではありませんが、求人紹介には影響します。

(2) 職務経歴書が未完成でも面談できますか?

面談自体はできます。

ただし、職務経歴書が何もないと話が進みにくくなります。

完璧でなくてもよいので、これまでの担当業務、実績、希望条件はメモしておくべきです。

(3) 転職するか迷っている段階でも相談できますか?

相談できます。

ただし、情報収集だけなのか、よい求人があれば応募したいのか、時期はいつ頃かを伝えてください。

転職意欲を曖昧にすると、担当者との温度感がずれやすくなります。

(4) 希望年収は高めに言ってよいですか?

高めに言うこと自体は問題ありません。

ただし、希望年収に見合う経験や実績が必要です。

現年収、最低希望年収、理想の年収を分けて伝えると、担当者も求人を探しやすくなります。

(5) 面談で本音を話しすぎるのは危険ですか?

本音は話すべきですが、整理して話すべきです。

不満や事情を隠しすぎると、希望に合わない求人を紹介されることがあります。

一方で、愚痴だけになると、企業に推薦しにくい候補者に見える可能性があります。

不満は、次の職場で避けたい条件や求める条件に変換して伝えてください。

8 まとめ:初回面談は準備して使うべき

転職エージェントの初回面談で必要なのは、面接用のきれいな回答ではありません。

自分の職務経歴、転職理由、希望条件、希望年収、転職時期を整理し、担当者が求人を探せる材料を渡すことです。

不満や本音も話して構いません。ただし、愚痴で終わらせず、「次の会社では何を変えたいのか」まで言葉にしてください。

そして、担当者が自分の経歴を理解しない、求人を押し付ける、質問にまともに答えないなら、その1社にこだわる必要はありません。

次に読むべき記事は以下です。

初回面談は、転職エージェントに評価される場ではなく、自分に合う求人と担当者を見極める場です。

準備して臨み、転職エージェントに振り回されず、使う側に回ってください。

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