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弁理士の転職で、総合型の転職エージェントだけを見るのは雑です。
特許事務所に行きたいのか。企業知財に行きたいのか。弁理士資格者なのか、特許技術者なのか、特許事務なのか。ここを混ぜると、求人の探し方が一気にぼやけます。
求人票に「知財」「特許」と書いてあっても、中身はかなり違います。明細書作成なのか、権利化なのか、商標なのか、契約・法務寄りなのか。求人票だけを眺めて分かった気になると、入社後にずれます。
最初に見るなら、弁理士・特許技術者・特許事務に寄った求人を確認できるところからです。そこから企業知財、高年収、外資、スカウト型を足せばいい。逆にやると、情報が散らかります。
弁護士資格者向けの転職エージェントは、別記事で整理しています。弁護士として法律事務所・インハウスを見たい人は、弁護士転職エージェントおすすめ10選を見てください。法務部員としての転職なら、法務転職エージェントおすすめ10選の方が合います。
特許技術者として転職したい人は、特許技術者の転職記事です。特許事務・知財事務なら、特許事務・知財事務の転職記事で整理しています。リーガルジョブボード単体の向き不向きは、リーガルジョブボードの弁理士求人記事を見てください。
1 弁理士転職は、総合型だけ見てもズレます
弁理士転職の面倒なところは、同じ「知財」でも仕事の中身が違いすぎることです。
- 特許事務所で明細書作成・中間処理をやる
- 企業知財で発明発掘、出願戦略、権利化をやる
- 外資・グローバル企業で英語や海外案件を扱う
- 特許技術者として技術理解を武器にする
- 特許事務として期限管理・書類対応を担う
これを全部「知財求人」でまとめると、選び方を間違えます。
特許事務所に行きたい人が、企業法務寄りの求人ばかり見ても遠回りです。企業知財に行きたい人が、事務所求人だけ見ていても視野が狭い。特許技術者や特許事務の人が、弁理士資格者向けの話だけ読んでも使えません。
だから、最初に見る場所を分けるべきです。
2 最初に見る3社
弁理士・特許系の転職で最初に見る候補は、次の3つです。
| 見る順番 | サービス | 向いている人 | 役割 |
|---|---|---|---|
| 1 | リーガルジョブボード | 弁理士、特許技術者、特許事務。特許事務所や知財系求人を見たい人。 | 最初に求人の幅を見る |
| 2 | JACリクルートメント | 企業知財、外資、英語、高年収、管理職候補を見たい人。 | 企業側・高年収側を見る |
| 3 | ビズリーチ | 今すぐ応募しないが、自分の市場の反応を見たい人。 | スカウトで市場感を見る |
最初から10社も見る必要はありません。そんなことをすると、求人を選んでいるのではなく、サービス選びで疲れます。
まずは特許系に寄った求人を確認する。次に企業知財や高年収の選択肢を見る。まだ転職する気が固まっていないなら、市場の反応だけ見る。これで十分です。
3 リーガルジョブボードは、弁理士・特許技術者・特許事務を最初に見る場所
弁理士転職で最初に見るなら、リーガルジョブボードです。
理由は単純で、弁理士・特許技術者・特許事務に寄った求人を見やすいからです。総合型の転職サービスで「知財」と検索しても、企業法務、コンプライアンス、契約審査、商標、特許事務、弁理士求人が混ざります。悪くはありません。でも、最初に見るにはノイズが多い。
特許事務所に行きたい人、特許技術者として転職したい人、特許事務の求人を見たい人は、まずここで相場を見てください。
向いている人
- 弁理士として特許事務所の求人を見たい
- 特許技術者として次の職場を探したい
- 特許事務・知財事務の求人を見たい
- 残業、勤務地、扱う技術分野まで見ながら選びたい
- 企業知財も気になるが、まずは特許系求人の幅を見たい
向いていない人
- 企業法務全般を見たい
- 弁護士資格者として法律事務所・インハウスを見たい
- 年収だけで求人を選びたい
- 応募先を自分で雑に大量応募したい
特許事務所の転職は、事務所名だけで判断すると外します。扱う技術分野、明細書作成の比重、内外案件、教育体制、残業、在宅可否まで見ないと危ない。
求人票のきれいな言葉だけでは足りません。ここを軽く見る人ほど、「思っていた仕事と違う」と言い出します。
リーガルジョブボード自体の使い方や向き不向きは、リーガルジョブボードの弁理士求人は使うべき?でも詳しく整理しています。
4 JACは企業知財・外資・高年収を見たい人向け
企業知財に行きたいなら、リーガルジョブボードだけで終わらせない方がいいです。
企業側の知財求人は、特許実務だけでなく、英語、海外案件、事業部との調整、ライセンス、M&A、標準化、マネジメントが絡むことがあります。こうなると、特許事務所求人とは見方が変わります。
JACリクルートメントは、外資、ハイクラス、専門職、管理職候補まで見たい人の確認先です。
向いている人
- 企業知財へ移りたい弁理士
- 英語・海外案件・外資を見たい
- 年収を落としたくない
- 特許実務だけでなく、事業側に近い仕事をしたい
- 管理職候補・マネージャー候補も視野に入れている
注意点
JACは、誰にでも強く押すサービスではありません。
経験が浅い人、特許事務所の基本実務をまだ積みたい人、特許事務の求人を中心に見たい人は、最初からJACだけを見ても噛み合わない可能性があります。
企業知財・外資・年収・英語。このあたりで戦う人が、補助線として使う場所です。
5 ビズリーチは、今すぐ応募しない人の市場確認に向いています
今すぐ転職する気が固まっていないなら、いきなり面談予約に進まなくてもいいです。
弁理士、特許技術者、企業知財経験者は、職務経歴の見せ方で反応が変わります。どの技術分野を扱ってきたか。明細書作成経験があるか。内外案件があるか。企業側の知財戦略に関わったか。英語が使えるか。
こういう経験は、求人票を読むだけでは値段が分かりません。スカウトの反応を見た方が早いことがあります。
ビズリーチは、転職すると決めていない段階で市場の反応を見る場所として使えます。
向いている人
- 今の年収が安いのか高いのか分からない
- 企業知財からどんなスカウトが来るか見たい
- 特許事務所から企業へ行ける可能性を見たい
- すぐ応募せず、まず市場の反応を見たい
注意点
スカウトが来たから市場価値が高い、と浮かれないでください。
スカウトには温度差があります。雑な一斉送信もあります。大事なのは、どの企業・どの職種・どの年収帯・どの経験に反応しているかです。
スカウトの数で喜ぶのは、就活生のやることです。見るべきは中身です。
ビズリーチの使い方は、ビズリーチのうまい使い方でも整理しています。
6 特許事務所に行くか、企業知財に行くかで見る場所は変わる
弁理士転職で大事なのは、「弁理士だからどこでも同じ」と思わないことです。
| 行き先 | 見るべきこと | 最初に使う候補 |
|---|---|---|
| 特許事務所 | 技術分野、明細書作成、中間処理、内外案件、教育、残業。 | リーガルジョブボード |
| 企業知財 | 出願戦略、発明発掘、海外案件、事業部調整、英語、年収。 | JAC、ビズリーチ |
| 特許技術者 | 技術領域、未経験可否、弁理士資格取得支援、教育体制。 | リーガルジョブボード |
| 特許事務 | 期限管理、国内外手続、英語、残業、正社員か派遣か。 | リーガルジョブボード |
転職サービス選びで失敗する人は、ここを混ぜます。
「知財だからJACでいい」「専門職だからビズリーチでいい」「弁理士だから総合型でいい」。こういう雑な分け方をすると、求人の粒度が合いません。
最初に特許系求人を見て、企業知財や高年収の選択肢を足す。順番を間違えないでください。
7 登録前に見るべき求人票の違和感
弁理士・特許系求人は、求人票の見た目だけで判断しにくいです。
登録前後で見るべきポイントは、少なくともこれです。
- 扱う技術分野が自分の経験と合うか
- 明細書作成と中間処理の比重
- 国内案件と外国案件の割合
- クライアントワーク中心か、企業内調整中心か
- 在宅勤務や出社頻度の実態
- 残業時間が繁忙期だけの話になっていないか
- 弁理士資格取得支援が本当に使える制度か
- 特許事務なら英語・期限管理・書類量の重さ
「残業少なめ」「働きやすい」「教育体制あり」みたいな求人票のやさしい言葉を、そのまま信じない方がいいです。
求人票は広告です。きれいに書かれます。だから、登録後に具体的に聞くべきです。
8 よくある質問
弁理士の転職では転職エージェントを使うべきですか?
求人票だけで判断しにくい条件が多いので、使う価値はあります。
ただし、どこでもいいわけではありません。特許事務所、企業知財、特許技術者、特許事務では、見るべき求人も相談先も変わります。
リーガルジョブボードは弁理士以外も使えますか?
弁理士だけでなく、特許技術者や特許事務の求人を見たい人にも合います。
一方で、法務部員として契約審査・コンプライアンス・企業法務全般を見たい人は、法務転職エージェントおすすめ10選も見てください。
企業知財に行きたい場合は何を見るべきですか?
技術分野だけでなく、英語、海外案件、事業部との距離、年収、出社頻度を見てください。
特許事務所の仕事と、企業知財の仕事は違います。どちらが上という話ではありません。向き不向きです。
今すぐ転職する気がなくても登録していいですか?
求人の水準や市場の反応を見る目的なら、問題ありません。
ただし、応募する気がない求人に軽く応募するのはやめてください。相手の時間も、自分の信用も削ります。
弁護士向け転職エージェントと同じ選び方でいいですか?
同じではありません。
弁護士転職は、法律事務所、インハウス、訴訟、M&A、企業法務などの軸で見ます。弁理士・特許技術者・特許事務は、特許分野、技術領域、明細書作成、企業知財、特許事務所、期限管理などで見るべきです。
9 迷うなら、最初はリーガルジョブボードでいい
弁理士転職で迷うなら、最初はリーガルジョブボードでいいです。
特許事務所、弁理士、特許技術者、特許事務を見たい人にとって、最初の求人確認場所として分かりやすいからです。
企業知財や外資、高年収を強く狙うならJACも見る。今すぐ応募しないならビズリーチで反応を見る。これで十分です。
最初から何社も登録して、面談予定だけ増やす必要はありません。転職サービス選びで消耗する人は、だいたい求人を見る前に疲れています。
見る順番を間違えないでください。
