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転職市場のトレンド 年功序列、転職35歳限界説、業種越境転職

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安易に35歳限界説を受け容れる必要はないが年功序列型には注意

2019年の転職市場の流れを振り返り、2020年以後の転職市場を模索します。

2019/1/15の日経新聞朝刊記事ベースの記事です。

 

(2019年12月30日改訂)

 

  

1 現状でもまだ買い手市場で転職のチャンスは広がっている

転職市場は活況が続いている。パーソルキャリアによると、2018年に同社が扱った中途採用の求人数は17年比9%増えた。不足感の強いIT人材は、働く側が優位に立ち、転職先を選びやすいケースも増えた。

 

2019年も終わりに差し掛かっていますが、働き方改革が叫ばれ、人手不足感が解消する兆しはありません。 

まだまだ転職市場は暗くないです。

 

2 年功序列企業への転職には注意

転職する際に、よい条件の職場に行きたいと考えるのは当然です。

 

その際に、年功序列体系の企業に入るのは注意が必要です。

なぜでしょうか。 

人材サービス大手によると「旧来の賃金制度を残す老舗メーカーが、処遇に柔軟な企業に競り負けている」。

 

こうした事情があるからです。年功序列企業は、魅力的な条件を提示しにくいのです。いい人材がいても、その人の年齢に応じた給与・ポジションしか提示できない。年功序列企業にとって、年功序列を崩すのは大ごとです。

 

他の企業ならもっとよい条件が取れるかもしれないのに、年功序列企業だとそうなり得ない可能性があるのです。

 

以下の新聞記事説明がそれを表しています。

特にITの新興企業は職種ごとの市場の需給に沿って賃金を決める動きが盛んで、必要に応じ年収を上げる。メーカーは社員の年齢に即した賃金体系が多く、人材の市場価値に見合った金額を示しにくい。

2019年は、IT人材がGAFAの高年収に引き抜かれる、という記事が目につきました。

 

給料が他よりそんな高くなくても、年功序列のぬるま湯につかりたい、こう思うのであれば年功序列のしっかりした大企業がおすすめです。

 

年功序列のしっかりした大企業はなんだかんだ言って給料は他に比べると高いことは多いです。

 

ただ、給料アップはだいたい緩やかです。

  

3 転職35歳限界説

管理職人材と専門職人材であれば、35歳を超えても求人はあります。

ただ、専門職人材は30代の引き合いが強そうですので、管理職人材の求人がメインになるでしょう。

転職市場では年齢の壁が崩れ始めている。リクルートキャリアの調査を34歳未満の若手と35歳以上のベテランで分けると、若手の異業種への転職数は17年度に09年度比で2・92倍。ベテランは同3・3倍と若手を上回り、特に40代は同3・41倍と伸びが目立つ。

 

全体でも40代の転職は増えているようです。就職氷河期の世代なので、管理職層がどこも薄いからです。

 

ただ、「40代でも転職できるんだ」と安易に考えてはいけません。

管理職への登用時期でもあるため、管理職の実務経験があると転職しやすいという。

 

「マネジメント経験」が求められる年代なのです。

 

この観点からすると、年功序列型大企業に入ってしまうと、転職が難しくなる面があります。

 

大企業では、人が余っており、管理職ポストが足りていません。40台で部下なしの社員がゴロゴロいます。

 

大企業に転職したのはいいが、いつになったら管理職の経験が積めるかわからない、という事態は容易に生じます。

 

25歳で有名大企業に転職できた!

 

と思っていて、管理職になれるのは20年後かもしれません。

 

将来ハイポジションを狙うには、管理職経験をいつどこでどのように積むかも考慮する必要があります。

 

 4 デジタル革命が越境転職を促す

業種の壁を越えて人材が移動する「越境転職」が盛んだ。

IT業界の隆盛を一つの起点として、業種の枠にとらわれない人材の流動化が進んでいるようです。

IT業界から小売り業界へ、また、営業職からIT業界へ、といった越境転職が増えてきているということです。

 

(1) IT業界は人材を欲している

エン・ジャパンによるIT業界の人材の流出入状況は次のとおりです。

特に人材の流出入が多かったのはIT・通信だ。人の動きは全業種平均の約2倍になっている。

 

人材の流入に関してはこう。

デジタル革命や人手不足を背景に企業が中途採用を積極化

 

メーカーや小売りなど幅広い業種へ移ると同時に、コミュニケーション能力にたけた営業人材が異業種から流入している

IT業界の成長に人手が追いつかないのかもしれません。

 

(2) IT業界から他の業界への転出も多い

IT業界出身人材は他業界でも人気なようです。

自動車に限らず様々な産業で、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」や人工知能(AI)など、デジタル技術を活用して事業を変革する動きが急だ。データの取得や分析のためのエンジニアの需要が高い。

これだけ見ると「エンジニアか。自分には関係ないな」と思うかもしれません。しかし、技術の興隆はやがて自分に波及します。 

苦手意識を持つのは危険です。 

英語アレルギーのある人が仕事で英語を使えと言われているような状態になる可能性があるということです。

そうしたときに、IT業界出身のアレルギーのない人材を他業種で取りたいと考えるのは自然です。 

リクルートキャリアは「企業の中途採用の目的が人員の補充から技術革新や新規事業開発に変わった」と説明している。

この説明からすると、IT「人員の補充」や、「技術革新や新規事業開発」に伴う中途採用という枠がありそうです。

現状、IT業界以外の求人を見ていると、こうした視点での求人はあまりないようです。そのような求人がないのは、「IT人材を取らなければ」という視点がないからでしょう。 

IT関連人材の需要はこれから増えそうですし、面接でIT関連業務の重要性をIT以外の会社にアピールすることもできそうです。 

 

 

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