転職ではどんな企業を狙うべきか。
安定した大企業に転職すべきか。
でも安定大企業は退屈ではないか。
では離職率が高い会社は?
単なるブラック企業はおすすめできないですが、離職率が低いことを持って転職先候補から外すのはもったいない。
離職率が高い方が転職先としてポイントが高いことはありえます。
1 将来のネットワークを築きやすい会社
成功するには、人脈、コネが必要です。
社会での成功には不可欠な要素なのです。
将来有益なネットワークを築きやすい会社はどこか?
転職するならこうしたコネ構築に活かせる会社かどうかは考慮すべき要素です。
ネットワークを築くには、人材流動性の低い安定大企業ではなく、人材定着率の低い企業の方が狙い目です。
なぜか。
離職率が低く、人材定着率の高い企業は、人が辞めません。
社内にこもります。そのような企業の知り合いが多くできても、社外ネットワークの広がりがないのです。
社内の知り合いが増えるだけ。そのような会社を辞めても、コネのバリエーションは乏しいです。
私は現に離職率の低い日系大企業を退職しましたが、同社のOBはあまり社外に出ていませんので、ネットワーク構築には不向きな会社にいたんだなあと思っています。
他方で、離職率の高い企業なら、OBがたくさんいることになります。
会社を辞めた後でも、OB同士であれば話しやすいです。同じ会社出身という共通点があるからです。また、OBであれば伝手をたどることもできます。
OBは元いた会社にしばられないわけですから、いろいろな方面への広がりがあります。
2 ブラック企業に転職してはダメ
しかし、離職率の高い企業ならなんでもいいわけではありません。
ただのブラック企業は除外すべきです。
特に希望がなく、可能であれば、有名な企業がいいです。
なぜか。
有名な方がブランドが使えるからです。

また、給料の高い企業がいいです。
なぜか。
給料が高いのに辞めているということは、給料が低い企業よりも前向きな理由で辞めている人が多い可能性があるからです。
また、将来の再転職の際には高い給料がベースになりがちだからです。
3 離職率が高いのだから入社しやすい
離職率が高いということは、ポジションに空きが出やすいということです。
また、離職率の高さを心配して応募しないライバルもいます。
「優良企業だけどよく辞めるから求職者から敬遠される企業」に逆張りで応募する、ということです。
4 離職率が高いのだから辞めても理解を得やすい
「辞めやすい」というのは離職率の高い企業のメリットです。
離職率の高い企業を辞めても誰も不思議に思いません。
離職率の低い企業を辞めた場合の方が「なぜ辞めたのだ」の詰問が増える可能性があります。
上記3とこの4は、ジョブホッパーには使いやすい考えです。
5 転職の際には「離職率」をうまく活用すべき
「次の転職で人生最後の職場にしよう」と思うのでなければ、離職率の低い職場をあえて狙う転職活動もありです。
その離職率の低い応募先企業を自分のキャリア形成でどう使うかが超重要です。
うまく使えば、後々になってよいコネクションがあなたのキャリアにおいて重要な財産になります。現に著名人材輩出企業のOBはその利益にあやかっているのです。
コメント