転職キャリアルール

現役企業内弁護士による複数回の転職体験談、おすすめの転職エージェント情報、キャリアパス形成等

Think clearlyシンククリアリーの書評・レビュー | 読めば差がつく

 

Think clearlyシンククリアリー オアゾ丸善

人生をより良くするため、哲学者、ビジネスマン、心理学者等々の成功者の叡智を1冊に集約

著者自信が成功したビジネスマンであり、内容はしっかりしています。

 

 

お勧め度:★★★★★

 

 

1 Think clearlyシンククリアリーはこんな本

著者の本書説明は次のとおりです。 

世界は複雑で、ひとつの理念やいくつかの原則だけではとても把握しきれないということが、学界でも、政界でも、経済界でも、医療界でも、その他の多くの分野でも認められるようになった。

 

「これだけやれば人生はうまくいく」

 

ということはないそうです。1個じゃだめなんですね。

 

2 世界を理解するにはいろいろな思考法が必要 

私たちが生きている世界を理解するためには、いろいろな思考法がつまった「道具箱」があるといい。そして私たちの日々の暮らしにも、同じような思考の道具箱が必要なのだ。……よりよい人生を送るための様々な思考法。そういう枠組みのことを、「思考法の道具箱」

という。

 

よりよい人生を生きるための知恵、原則は1個では足りず、複数必要になります。そうした知恵のセットを著者は「思考法の道具箱」といいます。

 

私は数年前から、これまで自分が使用してきた「思考の道具箱」をまとめることにした。
できあがった道具箱の中には、いまや私たちが忘れかけている古代の伝統的な思考モデルから最新の心理学研究の結果、ストア主義をはじめとする哲学やバリュー投資家の思考にいたるまで、いろいろな人生のコツがおさめられている。
私は実際に、毎日毎日これらの思考の道具を使って、人生で直面する問題や課題を克服してきた。

 

このとおり、多くのありがたい先人の知恵がつめこまれた「思考法の道具箱」の紹介が本書です。

 

著者独自の理論の紹介ではなく、過去の偉人たちの考えを自身の経験をふまえてまとめた内容です。

 

52個の原則がそれぞれ数ページでまとまっており、読みやすいです。多くが納得できる原則であり、「そうか!」と思えるヒット原則もいくつかありました。

 

3 52の原則の1つを紹介

これはいい原則です。目から鱗です。 

 

5 簡単に頼みごとに応じるのはやめよう(52ぺージ)

頼みごとのほとんどは、最初に思っていたよりも実行するのに時間がかかったというのに、私が引き受けたことによって、関係者たちにもたらされた収穫は思っていたよりもずっと少なかった。私は頼みごとに応えたのに、結果的に私の利益につながることもなかった。

頼みごとをつい引き受けてしまうのは、生き物の本能的な反応なのだ。

 

やりたくないのについ頼みごとを引き受けてしまう。断れない。

悲しいのは、引き受けても自分にも相手にも大してメリットはない。くたびれ損です。

 

そういう人はぜひ活用したい原則、対応です。

 

具体的にどうすればいいのか?

 

頼みごとは「5秒間」で応じるかどうかを決めるべきだそうです。

 

そう気づいた私は、対抗措置として、……チャーリー・マンガーが実践しているという「五秒決断ルール」をまねることにしている。
「すばらしい何かが見つかる機会なんて、そうそうあるものじゃない。だから、頼みごとの90パーセントを断ったとしても、チャンスを逃したことになんてまずならない」からだ。マンガーの言葉だ。
だから、頼みごとをされたときには、その無理な要求を検討する時間は、きっかり五秒間。五秒間で、決断することにしたのだ。

 

チャーリー・マンガーは、著名投資家として名高いウォーレン・バフェットの右腕、賢人としてこれまた有名な人物です。ハーバード・ロースクールを優秀な成績で卒業し、ロサンゼルス拠点の 法律事務所マンガー、ロールズ&オルソンの創立パートナーである弁護士出身の投資家であり、1代で数千億円を築いた資産家でもあります。

 

この本はこのマンガーさんの言葉はよく出てきます。

  

この「5秒ルール」を適用してみた著者はどうなったか。

 

するとほとんどの場合、答えは「ノー」。いくら頼みごとの数が多すぎるとはいえ、そのほとんどを断っていれば誰からも好かれるというわけにはいかないが、誰からも好かれたいがために頼みごとを全部引き受けるよりはずっといい。
あなたも絶対にそうしたほうがいい。

 

頼みごとを引き受ける人は、なんとなく「いい人」をふるまっていると疲れてしまいます。生産性も上がりません。

 

5秒ルールはそれを避けるのにいい方法のようです。

 

 

4 読みやすく実践的でおすすめ

この本はけっこうロングセラーになっているようです。

人材採用の方法とかも書いてあり、面白いです。